help +toとhelp+ingの違いを解説します。
help toとhelp ingの違いを学ぶ前にチェックしたい重要ポイント
- help+O+toは、「Oが~するのを手伝う」という意味
- to不定詞のtoは省略できる
- 物が主語にくるhelp +toは、「役立つ」という意味にもなる
- help+ingはcan’tと一緒に使い「我慢できず~してしまう」「どうしようもなく~する」という意味になる
この4点を押さえた上で、詳しく解説していきます。
help+toの意味や使い方
helpという単語には、「助ける」の他、「手伝う」という意味があります。
何かを手伝うときに使われる表現が、”help+to”です。
誰かが何かをするときに手伝う場合、“help+O+to”を使い、Oには手伝ってあげる相手が入ります。
また、to不定詞のtoは省略することができ、”help+原型不定詞(動詞の原形)“の形も良く使われます。
この場合、一見動詞が2つ並んでいるように見えるので気を付けましょう。
主語が人ではなく物の場合、「~するのに役立つ」と訳されることもあります。
help+toを使った例文
My brother helped to clean the lodge. (help+to)
私の兄は、ロッジを掃除するのを手伝っています。
I went to help my teacher to set up the venue for the school event. (help+O+to)
私は、先生が学校行事のために開催地の準備をするのを手伝いに行きました。
This book will help study English. (toの省略)
この本は、英語を勉強するのに役立ちそうです。
help+ingの意味や使い方
help+ingは、直訳をすると「~するのを避ける」という意味になります。
実際はcan’tと一緒に使うことがほとんどで、「我慢できず~してしまう」「どうしようもなく~する」という意味になります。
help+ingを使った例文
He was so funny and I could not help laughing.
彼がとても面白くて、笑うのを我慢できませんでした。
I want to go to bed early but I can’t help watching this TV show.
私は早く寝たいが、このテレビ番組を見ずにはいられません。
Food was very bad and we could not help complaining.
食事がとてもおいしくなかったので、私たちは我慢できずクレームを出しました。
help toとhelp ingの理解度チェック!
2つの単語の使われ方を確認したところで、違いが理解できたか確認してみましょう。
理解度チェックの問題
問1
彼女は私の英語の勉強を手伝ってくれた。
She helped me ____ English.
A: to study
B: studying
問2
彼のことを心配せずにはいられなかった。
I couldn’t help ___ about him.
A: to worry
B: worrying
問3
私は笑うしかなかった。
I could not help ____.
A: to laugh
B: laughing
問4
この薬はどんな痛みを和らげるのにも役立つ。
This medicine will help ____ any pains.
A: to ease
B: easing
問5
私の足が短いのはどうしようもない。
I cannot help ____ short legs.
A: to have
B: having
まとめ
- S+help+(to)+do=Sは~するのを手伝う
- S+help+O+(to)+do=SはOが~するのを手伝う
- 物+help+(to)+do=物が~するのに役に立つ
- help+ing=~するのを避ける→can’t help+ingで、我慢できず~してしまう
というように、意味が異なってくるので気を付けましょう。