workとjobの違いを解説

“work”と“job”はどちらも「仕事」という意味を持つ単語です。

会話の中でもよく仕事についての話題になることが多いため、使う頻度は多いですが、その違いについてしっかり理解している人は少ないように思います。

今回はその似た単語“work”と“job”の意味の違いについて解説したいと思います。

それぞれの違いのポイントをまとめると

チェックしたい重要ポイント!

  • “work”は「労働」や「労力」など一般的な仕事と呼ばれる活動を総称する名詞
  • “job”は具体的な「職業」や「役職」などの職業の単位を表すことのできる名詞

上記の違いを意識しながら、実際にどのように使われているのか、詳しい解説を例文と共に見ていきましょう。

最期に理解度チェックの問題もあるので試してみてくださいね。

workの意味や使い方

“work”は成果を上げるために行う、精神的または身体的活動を総称する名詞です。そのため日本語訳として「労働」、「労力」、「作業」などと訳されます。

「仕事量」や「労力」は目に見えず数えられないため、その意味で使う時は不可算名詞になります。

“work”は動詞としても頻繁に使われ「働く」、「努力する」、「機能する」、「うまくいく」など色んな意味を持つ汎用性の高い単語です。

workを使った例文

She has a lot of work to do.
彼女はやらなければならない仕事がたくさんある。

The boss gave us 1 week’s work.
上司は私たちに1週間分の労働を与えた。

I think this could be the work of 10 people.
これは10人分の仕事に相当すると思う。

I returned from work by a packed subway.
僕は満員電車で職場から帰ってきた。

We have to make sure the work is progressing smoothly.
私たちは課題がスムーズに進むように確認する必要がある。

jobの意味や使い方

“job” は報酬が発生する定期的な雇用や労働や、具体的な職業や職種を表すことができる数えられる名詞です。

役目や責務などの意味も持ちます。

“work”が「労働」という活動の総称であるのに対し“job”は具体的な職業や、賃金の発生する「仕事」について表現することができます。

jobを使った例文

He got a job as an engineer.
彼はエンジニアとしての職を得た。

The recession caused him to lose his job.
不景気で彼は仕事を失った。

The boss made me do the secretary job.
上司は私に秘書の仕事をさせた。

I could do the job in 5 minutes.
私ならその仕事を5分でできる。

workとjobの理解度チェック!

2つの単語の使われ方を確認したところで、違いが理解できたか確認してみましょう。

各問題の空欄に入る単語はAとBのどちらが正しいでしょうか?

問題

問1
今日はやるべき仕事がたくさんある。
I have lots of ____ to do today.
A: work
B: job

問2
彼女はウェイトレスの仕事を見つけた。
She got a ____ as a waitress.
A: work
B: job

問3
彼は安定した職に感謝している。
He appreciates his safe ____.
A: work
B: job

問4
この機械は3人分の仕事をする。
This machine does the ____ of three men.
A: work
B: job

問5
仕事に行くために5時に起きた。
I woke up at 5 am to get to ____.
A: work
B: job

答えを確認!

まとめ

“work”と”job” の使われ方の違いは理解できましたでしょうか?

一般総称として「労働」と言いたい時は”work”を使い、具体的な職業や仕事の単位を表現したい時には”job”を使います。

日常会話の中でもよく使われるので、是非違いをマスターして使い分けを実践してみてくださいね。