未来を表す現在時制の文法

未来を表す現在時制について

前回の英語文法でご紹したように、現在時制は日常的な動作や頻繁に行われる動作などを表すものでした。

実は現在形を用いて、カレンダーやタイムテーブル、変更されないであろう定まった未来の事象などを述べることもできます。

The baker starts working at five a.m.
(パン屋は5時に仕事を始めます。)

The train arrives at the station in seven minutes.
(電車はあと7分で駅に到着します。)

My daughter’s play begins after this show.
(娘の劇はこのショーのあとに始まります。)

Tomorrow is Saturday.
(明日は土曜日だ。)

未来を表す現在進行形について

現在進行形は何かの動作をしている最中、途中であるという意味で、現時点の一時的な状態を表すものでした。

現在進行形は、既に予定を立て、準備も終わっているような未来の事柄を表現できます。

また、ある動作のために動き出している最中なんです、と直近の予定を表す時にも用いることができます。

I’m planning to go to Kyoto next month.
(来月京都に行く予定なんですよ。)

Okay, I’m coming now.
(わかったよ、今行くよ。)

Oh, it’s already ten? I’m leaving soon.
(え、もう10時?すぐ出発するよ。)

I’m not working tomorrow since it’s a public holiday.
(明日は祝日だから働きません。)

be going toの表現

‘be going to’を用いて自身が定めた今後の予定を表現できます。
意味合いは現在進行形と非常に良く似ていますが、現在進行形と違って準備ができているというニュアンスはありません。
また、何か判断材料があり、ある程度根拠がある未来の予測を表すときにも用いられます。

I am going to go somewhere with my friends next Golden Week.
(次のゴールデンウィークに友人とどこかへ出かける予定です。)

I’m going to clean my room this weekend. it’s getting messy.
(散らかってきたし、週末に部屋の掃除をする予定だ。)

Did you see the weather report? It’s going to rain all week.
(天気予報を見た?一週間ずっと雨みたいだよ。)

be動詞を過去形(was, were)にすることも可能です。未来形を過去形にする…と考えると混乱してしまいそうですが、単に「…しようとしていたけど、できなかった。」、「…が起こりそうだったけど、起きなかった。」と過去の時点での予測を示すものです。

I was going to go to the beach but due to the heavy rain, I had to give up.
(ビーチに行く予定だったけど、大雨のため諦めなければいけなかった。)

また、似た表現として’was/were supposed to do’という表現があります。
「(何かルールや取り決めがあり)…する予定だったのに、しなかった)」という意味で、日常会話でも多用されます。

I was supposed to finish this report by the end of the day.
(今日までにこのレポートを終わらせないといけなかったのに)
※(終わらせられなかった。)

You were supposed to come here at ten.
(君は10時に来ないといけなかったのに)
※(来なかった。)

まとめ

  • 現在形を用いて、スケジュールなど確定した未来を表現できる。
  • 現在進行形を用いて、直近の予定や比較的確度の高い未来を表現できる。
  • ‘be going to’で根拠のある未来の予測や今後の予定を表現できる。

未来を表す現在時制とbe going toを使った瞬間英作文

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