go on to doとgo on doingの違いを解説

“go on”は「続ける」という意味を持つ熟語で“happen(起きる)”や”continue(続ける)”と似たような意味で使われます。

この“go on”は会話でもよく出てきますが、その後に「to do」と続けるのか、「doing」と続けるのかでニュアンスの違いがあるんです。

今回は“go on to do”と“go on doing”の違いについて解説したいと思います。

それぞれの違いのポイントをまとめると

チェックしたい重要ポイント!

  • “go on to do”は次に続くステップとして「~に進む」の意味で使う
  • “go on doing”は既に行っていることを継続する時に「~をし続ける」の意味で使う

上記の違いを意識しながら、実際にどのように使われているのか解説を例文と共に見ていきましょう。

go on to doの意味や使い方

“go on to do”は何かを説明している時や、一連の動作の中で、次のステップを続けて行う際に使われるため、「~を続けて行う」とか「~に進む」などと訳せます。

“to do”は不定詞として何かの動作を表すことができますが、”doing”の動名詞とは違って、継続している状態ではなく、また別の違う動作として表現することができます。

go on to doを使った例文

He made us go on to read the next chapter.
彼は私たちを次の章を読み進めるように促した。

We have just done the 1st hill, so please go on to climb the second.
一つ目の丘を越えたので、次の丘に登り進めてください。

go on doingの意味や使い方

“go on doing”は既に行っている動作を継続し「~をそのまま続ける」と訳すことができます。

動詞を「~ing形」にして、動作を行っている状態を表す名詞、すなわち動名詞をつくることで、既に行っている動作の状態を表現することができ、それが”go on(続ける)”の後に来ることで、継続して何かを行うことを表現することができます。

go on doingを使った例文

She went on chasing her boyfriend.
彼女はボーイフレンドを追跡し続けた。

Go on walking until the sun goes down.
太陽が沈むまで歩き続けましょう。

go on to doとgo on doingの理解度チェック!

2つの使われ方を確認したところで、違いが理解できたか確認してみましょう。
各問題の空欄に入るのはAとBのどちらが正しいでしょうか?

理解度チェックの問題

問1
私は犬と走り続けた。
I went on ____ with my dog.
A: to run
B: running

問2
話し手は次の議題について話しを進めていった。
The speaker went on ____ about the next agenda.
A: to talk
B: talking

問3
彼女は次の章を読み進めるところだった。
She was about to go on ____ the next chapter.
A: to read
B: reading

問4
女の子は自分のことについて話し続けた。
The girl went on ____ about herself.
A: to speak
B: speaking

問5
子供たちはテレビを見続けた。
The children went on ____ TV.
A: to watch
B: watching

まとめ

“go on to do”と“go on doing”はその後にくる動詞が「不定詞」になっているか、「動名詞」になっているかで意味が異なることが、その構造を理解すると分かりやすくなります。

ある動作が終わった後、続けて一連の動作を続ける場合“go on to do”を使い、既に行っている動作をそのまま続ける場合は“go on doing”を使います。

普段の会話では“go on doing”の方がよく使われるように感じます。“doing”が省略され“go on”だけで「そのまま続けて」と相手に話を続けるように促したり、「(そのまま続けて)先にどうぞ」と道を譲る時などにも使われます。

とても便利な表現なので違いを理解して是非英会話の中に取り入れてみてくださいね。