wishとhopeは、どちらも「~だったら良いのに」という表現で使われます。
同じように訳されることが多いですが、実は微妙にニュアンスが異なります。
wishとhopeの違いを学ぶ前にチェックしたい重要ポイント
- wishは実現する可能性が低い願いや、現実離れしている願い
- wishは誰かを応援するときにも使える
- hopeは実現が期待できることに対する願い
この3点を押さえた上で、詳しく解説していきます。
Wishの意味や使い方
wishは、実現する可能性が低い願いや、不可能な願いの場合に使われます。
例えば、何か買いたい物があるけどお金が足りないときに
I wish I was rich!
お金持ちだったら良いのに!
といった具合に使います。
特徴として、実現不可能なことを願っているので、wishに続く文の動詞の時系列を1つ過去にずらすと覚えておきましょう。
Wishの未来の話の時系列での使い方
wish+主語+would/could+動詞の現在形
I wish she could come with us tomorrow.
明日彼女が一緒に来れたら良いのに。
Wishの現在の話の時系列での使い方
wish+主語+動詞の過去形/過去進行形
I wish he spoke English better.
英語をもっと上手に話せたら良いのに。
Wishの過去の話の時系列での使い方
wish+主語+had+過去分詞
I wish I had studied harder when I was a student.
まだ学生だった頃にもっと勉強すればよかった。
また、wishは誰かを応援するときにも使うことができます。
I wish you good luck!
幸運を祈ります!
Hopeの意味や使い方
hopeは一般的に、必ずしも叶うとは限らないけど、期待や夢が実現する可能性が十分にあるときに使います。
例えばピクニックに出かける週末が近づいてきたときに、「I hope it will be a good weather.」というと「良い天気になると良いね」というニュアンスになります。
特徴として、現在の話をするときも未来の話をするときも、hopeのあとに現在形を持ってくることができます。
未来の話の場合はWillを使っても問題ありません。
Hopeの未来の話の時系列での使い方
hope+主語+動詞の現在形(もしくはWill+動詞の現在形)
Hope you do well on the stage!
良いステージになると良いね!
=Hope you will do well on the stage!
このように、Hopeを使った未来の文は、現在動詞もしくはWillを使って表現することができます。
Hopeの現在の話の時系列での使い方
wish+主語+動詞の現在形
I really hope you understand the situation.
この状況をご理解いただけると幸いです。
このように、WishとHopeは意味が異なると覚えておきましょう