“let” と“make”との違いを解説します。
日本語ではどちらも「〜させる」と訳されますが、ニュアンスが大きく異なるので気をつけましょう。
- lookは見た目から判断している
- “let”は容認・許可を意味する
- “make”は強制的に何かをさせることを意味する
この2点を押さえた上で、詳しく解説していきます。
letの意味や使い方
使役動詞と呼ばれる“let”は、容認・許可を意味する単語です。
A let Bで、「AがBを自由に〜させておく」と言った意味になります。
“Let me +動詞“と言う表現方法でもよく使われ、「〜させてね」と言った意味になります(参照3)
また、letは過去形・過去分詞共に形を変えないので気をつけましょう。
letを使った例文
Don’t let anyone pass through this gate.
誰もこのゲートを通らせるな。
My mother never let me go to the party when I was a school kid.
私が小学生だったとき、私の母は絶対に私をパーティーに行かせてくれませんでした。
Please let me be in charge for this project.
このプロジェクトの責任者にならせてください。
makeの意味や使い方
“make”は「(強制的に)〜させる」と言う意味を持ちます。
対象の人の意に反して何かをさせられる場合が多く、結果として逆らえないと言うニュアンスになります。
主語に来るのは人に限らず、育った環境や学校や職場なども対象になります。(例文3参照)
makeを使った例文
My teacher made me stay after the class because I was using my phone during the class.
私は授業中に携帯を使っていたため、先生に居残りさせられました。
Do you think you can make him come to the meeting?
彼を会議に来させることはできると思いますか?
School is important because a good education makes you become a better person.
良い教育は、人をより良い人にするので、学校は大切です。
letとmakeの理解度チェック!
2つの単語の使われ方を確認したところで、違いが理解できたか確認してみましょう。
理解度チェックの問題
問1
私の担任の先生は授業中にいつも多めに問題を解かせてくるので、好きじゃありません。
I don’t like my class teacher because she always ____us do the extra quiz during the class.
A: lets
B: makes
問2
もし私にできることがあれば、知らせてくださいね。
If there is anything I can do for you, please ____me know.
A: let
B: make
問3
私の上司らは、いつも部下らに一気飲みをさせます。
My supervisors always ____their staff skull drinks.
A: let
B: make
問4
私は昨夜、うっかり両親の前で姉の婚約について話してしまいました。
I ____news of my sister’s engagement slip in front of my parents last night.
A: let
B: made
問5
その薬を飲んだら彼は寝てしまいました。
The medication ____him sleep.
A: let
B: made
まとめ
letとmakeの違い、分かりましたか?訳され方は同じでも、letは許可をされるという印象で、makeは強制的にやらされるという印象なんですね。
間違えると大きくニュアンスが変わってくるの気をつけましょう。