shout atとshout toの違いを解説

「~に向かって叫ぶ」という場合に”shout”という単語を使います。その後に置く前置詞に“at”と”to”のどちら選びますか?

実は後にくる前置詞によって若干ニュアンスが異なります。

それぞれの違いのポイントをまとめると

チェックしたい重要ポイント!

  • “shout at”はある一点に集中し、決まった対象に対し「怒鳴る」場合
  • “shout to”は対象が漠然としていて単に「大きな声で叫ぶ」場合に使う

上記の違いを意識しながら、実際にどのように使われているのか解説を例文と共に見ていきましょう。

shout atの意味や使い方

“shout”という単語自体は「大声で言う」「大声で呼びかける」「怒鳴る」と訳せる単語です。その後の前置詞が“at”の場合はその性質を考えると違いが分かりやすくなります。

元々“at”はある一点の対象を表現する際に使う前置詞なので、動作が影響を及ぼす対象をより明確にすることができます。

そのため“shout at”は大きな声を出している対象が明確なので「~に向かって怒鳴る」とか「~を叱る」という怒りの感情を表現する場合に使えます。

shout atを使った例文

My mom shouted at me.
母親が私をどなりつけた。

She shouted a lot of insults at her boyfriend.
彼女は彼氏にたくさんの侮辱的な言葉を浴びせた。

shout toの意味や使い方

“shout to”も同じく大きな声を出す際に使われますが、声を出す対象が一点ではなく、ただ単に「叫んでいる」方向を示す場合に使います。
前置詞の“to”は方向を示すことができますが、”at”が一点に集中しているのに対して、より漠然とした方向や、空や海、向こう岸など遠くに向かって聞こえるように大きな声で話しかけているようなニュアンスがあります。

そのため特定の誰かに対して怒って叫んでいる場合は“to”はほとんど使われません。

shout toを使った例文

My mom shouted to me.
母親が私に向かって大きな声で叫んだ。

He shouted to the mountain.
彼は山に向かって叫んだ。

shout atとshout toの理解度チェック!

2つの使われ方を確認したところで、違いが理解できたか確認してみましょう。
各問題の空欄に入るのはAとBのどちらが正しいでしょうか?

理解度チェックの問題

問1
先生に向かって叫ぶのはやめなさい。
Stop shouting ____ your teacher.
A: at
B: to

問2
彼は空に向かって叫んだ。
He shouted ___ the sky.
A: at
B: to

問3
私は川の向こう岸の人に向かって大きな声を出した。
I shouted ____ people on the other side of the river.
A: at
B: to

問4
彼女は怒鳴って私がタバコを吸うのを止めさせた。
She shouted ____ me to stop smoking.
A: at
B: to

問5
彼は週末子供を叱ってばかりいた。
He has shouted ____ his kids all weekend.
A: at
B: to

まとめ

“shout at”と“shout to” の使われ方の違いは前置詞の性質を考えると分かりやすくなります。

ある人物に対して怒りの感情を持って怒鳴っている場合は”shout at”を使い、漠然とした方向に大きな声で叫ぶ場合は“shout to”を使います。

ネイティブはほとんどの場合“shout to”を使いません。
”shout at”の方が方向性が定まり、より”shout”する対象が明確になるためそちらを使うのが自然のようです。
英会話を聞く時に“shout”の後にどちらの前置詞がくるのか気にして聞いてみるのも面白いですね。