“find” と “discover”はどちらも「見つける」という意味を表現できる単語ですが、詳しく見ていくと違った意味で訳すことができる単語です。
findとdiscoverの違いを学ぶ前にチェックしたい重要ポイント
- findは捜していた人や物を「見つける」場合に使う動詞です。
- discoverは物事を「発見する」と表現する場合に使う動詞で、findより堅い語です。
上記のポイントを押さえながら、実際にどのような使われ方の違いがあるのか、詳しい解説を例文と共に見ていきましょう。
findの意味や使い方
“find”は非常によく使われる単語で”find”の動詞の後に来る語によって様々な表現ができます。
・SVOであれば「(O)を見つける」という意味になります
・SVOOであれば「(OにO)を見つけてあげる」という意味になります
・SVOCであれば「(OがCの状態であるの)を見つける」「(OがCの状態である)と分かる」という意味になります
「見つける」の意味では“discover”よりも探していた、見つけるために労力を費やしたものを「見つける」というニュアンスを表現でき、さらに偶然に見つけたという意味でも使える万能な単語です。
findを使った例文
I will find my lost wallet today.
失くした財布を今日は見つけるぞ。
He found me a taxi to get home.
彼は私が家に帰るためのタクシーを見つけてくれた。
We found her injured at the corner.
私たちはその角で彼女が怪我しているのを見つけた。
He found a ten-dollar bill on the sidewalk.
彼は10ドル札を歩道で見つけた。
I found him a kind man.
私は彼が優しい人だとわかった。
discoverの意味や使い方
”discover”は人・物を「発見する」という意味を持つ動詞です。
より堅いニュアンスで「見つける」を表現できる動詞です。
他にも事実・答えが「~だと悟る」という意味でも使われます。
捜していたものを「見つける」の意味では“discover”よりも“find”を使う方が自然です。
discoverを使った例文
The astronaut discovered the planet to be habited.
宇宙飛行士はその惑星が有人であることを発見した。
Police discovered that her son was dealing in drugs.
警察は彼女の息子が麻薬取引をしていることを知った。
America was discovered by Columbus.
アメリカはコロンブスによって発見された。
He discovered that he had made a mistake.
彼は間違いを起こしたと悟った。
まとめ
“find”と”discover”は同じような意味を持つ単語ですが、日常的に「見つける」の意味で使う場合は”find”が使われることが多く、口語表現では”find”が好まれます。
“discover”が使われるのは文章中などで、より堅いニュアンスを表現したい時に使われ、「発見する」のような意味で使われます。
史実で「~が発見された」という場合などに受け身で使われることが多いです。
単語の意味の違いを意識しながら、使い分けをしてみてくださいね。