talk toとtalk withの違いを解説

talk toとtalk withの違いを解説します。

talk toとtalk withの違いを学ぶ前にチェックしたい重要ポイント

チェックしたい重要ポイント!

  • talk to は「誰かと話す」という意味と、「一方的に話す」という両方の意味を持つ
  • talk withは、「誰かと話し合う」という意味だけを持つ

この2点を押さえた上で、詳しく解説していきます。

talk toの意味や使い方

“talk to”は、前置詞toが付くので「一方的に話す」という意味が強いです。
”I need to talk to you. (あなたに話があります。)”というように、話し手と聞き手が明確な場合に用いられます。
一方で、実は“talk toには「互いに話し合う」という意味も含まれます。
例えば”I talked to him for the first time today.(初めて今日彼と話をしました。)“と言った場合は、必ずしも一方的ではなく、「会話をした」といった意味になります。

talk toを使った例文

Can I talk to you for a moment?
今少し話せますか?

Please don’t talk to me anymore.
もう話しかけてこないでください。

I really enjoyed talking to my sister in law last night.
昨夜私は、義理の姉との会話を心から楽しみました。

talk withの意味や使い方

“talk with”は、「互いに話し合う」という意味を持ちます。
話し手と聞き手がはっきりと分かれている際には用いることができません。 上で紹介したようにtalk toも互いに話し合うという意味を持ちますが、talk withのほうが若干フォーマルな印象です。

talk withを使った例文

Have you talked with your family about the matter yet?
その問題について、家族ともう話し合いましたか?

It was nice talking with you.
あなたと話ができて良かったです。

I should talk with my sister as soon as possible.
できるだけ早く姉と話をするべきです。

talk toとtalk withの使い方比較

ここではtalk toにすべき場合と、talk withにすべき場合について紹介します。

〇I talk to my baby every morning.
✖I talk with my baby every morning.
「私は赤ん坊に毎朝話しかけます。」という意味ですが、まだ話し合うことができない赤ちゃんとtalk withはできないので、talk toを用います。

〇Sorry, I was just talking to myself.
✖Sorry, I was just talking with myself.
「ごめん、独り言。」という表現ですが、“talk to oneself”で独り言を言うという熟語なので、talk withは使えません。

✖I should talk it over to my family.
〇I should talk it over with my family.
「私はそれについて家族と良く話し合うべきです。」という意味です。良く話し合うと言う意味なので、talk withを用います。

まとめ

talk toは一方的に話すという意味と、話し合うという両方の意味を持ち、talk withは話し合うという意味だけを持ちます。
間違えるとニュアンスが異なってくるので気を付けましょう。