middleとcenterの違いを解説

“middle”と“center”はどちらも「真ん中」という意味を持つため、どの場面でどちらを使っていいのか混同しがちですが、それぞれ違うイメージを持つ単語です。

middleとcenterの違いを学ぶ前にチェックしたい重要ポイント

単語の主な違いのポイントをまとめると

チェックしたい重要ポイント!

  • “middle”は形容詞としても名詞としても使われる。ある2つの地点の間をイメージして「中間の」「中流の」という意味で使われる
  • “center” は円をイメージした時の中心の意味で使われ、円・球の「中心」、人の「本心」、人気・活動などの「中心地」「中核」などの意味で使われる

上記の違いを意識しながら、実際にどのように使われているのか、詳しい解説を例文と共に見ていきましょう。

理解度チェックの問題もあるので試してみてくださいね。

middleの意味や使い方

“middle”は名詞で「真ん中」「中心」などと表現できるため、”center”と同じような意味で使われる場合もありますが、イメージとしてはある地点とある地点を結んだ中間を指す言葉です。

期間の「中頃」の意味や、“center”と違って中心点とその周辺をも含み、また細長い物の真ん中の意味でも用いられます。

また形容詞で使われることも多く、期間が「中間の」とか階級や程度が「平均的な」「中流の」などの意味を持ちます。

middleを使った例文

He was walking down the middle of the street
彼は道の真ん中を歩いていた。

The Olympic will be held in the middle of July.
オリンピックが7月の中頃に開催されます。

She was in the middle of eating her supper when I called her.
私が電話した時彼女は夕食を食べている最中でした。

He got his second son in his middle thirties.
彼は30代半ばで次男をもうけました。

My house is the white one in the middle.
私の家は真ん中の白いのです。

centerの意味や使い方

“center” は円・球の中心をイメージした時に「中心」「中央」「真ん中」と表現する言葉です。そのため、「道の真ん中」のような言葉は”center”では表現できません。

円や輪の中心を意味することから、「(人の)本心」だったり、「(場所・人・物の)中心地」、「(影響・勢力などの)出所」などの意味を持ちます。

日本語の「センター」と同じ、「中央施設」の意味もあります。

centerを使った例文

The kids liked candies with chocolate centers.
子供たちは真ん中にチョコレートが入ったキャンディーを気に入った。

My older brother lives in the center of Tokyo
私の兄は東京の中心地に住んでいる。

I know he has a soft center.
彼は心根が優しいのを私は知っている。

This district is a center of commerce in Japan.
この地区は日本の商業の中心地です。

She is always the center of attention at a party.
彼女はパーティーでいつも注目の的となる。

He insisted that the man is the center of the plot.
彼はその男が陰謀の中心人物だと主張した。

She was sent to the medical center.
彼女は中央総合医療施設に送られた。

middleとcenterの理解度チェック!

2つの単語の使われ方を確認したところで、違いが理解できたか確認してみましょう。

まとめ

“middle”と“center”は同じ意味を持つため混同しがちですが、単語にイメージを持つと使い分けがしやすくなります。

名詞を修飾したい時や、ある点からある点の間をイメージする場合の「中間」を表したい時には”middle”を使い、何かの「中心地」、「中核」などと表現したい時に円の中心のイメージがある”center“を使います。

“middle”と“center”は日常会話でもよく出てくる単語なので、違いを意識しながら使い分けを実践してみてくださいね。