eachとeveryの違いを解説します。
eachとeveryの違いを学ぶ前にチェックしたい重要ポイント
- eachは、2つ以上の物や人について、個々を個別に指す
- everyは、3つ以上の物や人について全体を指す
- どちらも続く名詞は単数形
この3点を押さえた上で、先に例文を見て比較してみましょう。
The teacher presented a certificate to each student.
先生は、証明書をそれぞれの生徒に渡しました。
The teacher presented a certificate to every student.
先生は、証明書を全ての生徒に渡しました。
このように、eachを使った文章は「それぞれ(一人一人に)」という意味合いが強く、everyを用いた場合は「全員に」と全体をまとめて指す意味が強くなります。
eachの意味や使い方
“each”は、2つ以上の物や人について、個別に指すときに用いられます。
それぞれの個を指すので、後に続く単語は基本的に単数形です。
気を付けたい点に、eachは名詞としても使えるため、“each of~(それぞれの)“という形で用いることもできます。
その場合は続く単語が複数形になると覚えておきましょう。
*同じ特徴を持つ複数の物を、それぞれ別々に見ているイメージです。
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each使った例文
In calss A, each student passed the mass test.
Aクラスでは、それぞれの生徒が数学のテストに合格しました。
She moved between her mother and father, and put an arm around each of their shoulders.
彼女は母親と父親の間に移動し、それぞれの肩に腕を置きました。
This restaurant is very popular and for each dinner, sixty or more people show up.
このレストランはとても人気で、それぞれの夕食には60人以上の人々が訪れます。
everyの意味や使い方
“every”は、3つ以上の物や人をまとめて指すときに使われます。
「●●全員が~」などとグループを指すときに使われやすいので、複数形と間違いやすいですが、あくまで1つの塊として見ているので続く単語は単数形です。
*複数の物や人を、まとめてひとつの集合体として見ているイメージです。
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everyを使った例文
In calss A, every student passed the mass test.
Aクラスでは、生徒全員が数学のテストに合格しました。
Every employee has to submit a report to the manager.
全ての従業員がマネージャーへレポートを提出しなければなりません。
The new staff of the shop works very hard on every duty.
その店の新しいスタッフは、全ての職務でとても熱心に働きます。
まとめ
eachとeveryの違いを紹介しました。
慣れるまでに時間がかかりますが、様々な例文に触れて練習しましょう。
複数形のイメージが強いですが、続く単語は単数形という点もしっかり覚えておきましょう。