“trust” と “believe”はどちらも「信じる」という意味を持つ単語で混同しがちですが、詳しく見ていくと異なる性質をもった単語同士であることが分かります。
trustとbelieveの違いを学ぶ前にチェックしたい重要ポイント
- trustは人や物を信用して「信頼する」とか「任せる」場合に使う動詞で、名詞でも使えます
- believeは考えやアイディアを「(強く)思う」とか、ある事実を「(そうだと)信じる」場合に使う動詞です
上記のポイントを押さえながら、実際にどのような使われ方の違いがあるのか、詳しい解説を例文と共に見ていきましょう。
trustの意味や使い方
“trust”は「信頼する」とか「任せる」とか「委ねる」などの意味を持つ単語です。
仕事ができる能力とか、お金の取り扱いだとか「信用」を表現する場面などで、「任せる」とか、「信頼している」などのニュアンスの時によく使われます。
まず動詞としての使われ方ですが、信用しているものに対して期待を示す場合に「trust+目的語」で他動詞として使用され、直後にくる目的語を「信用する」という意味になります。
動詞trustの例文
I cannot trust my boss.
私の上司は信用できない。
You can trust me to work well on this project.
私がこのプロジェクトでうまくやると信頼してもらっていいですよ。
I trusted him with my money.
私は財産を彼に委ねた。
Please trust me on this!
僕にこれを任せてくれ!
名詞trustの例文
I can put my trust in him.
私は彼を信用できます。
He gave his property in trust with his brother.
彼は兄に財産を委託した。
believeの意味や使い方
一方で”believe”は何か考えやアイディアを「~だと思う」とか、ある事実を「(そうであると)信じる」場合に使う動詞です。
どちらかというと「think」などの単語に近い意味で、それをさらに強くしたニュアンスで使われます。
believeを使った例文
I believe exercising is good for your health.
運動はあなたの健康のために絶対いいと思う。
I believe what he told me is the truth.
私は彼の言ったことが真実だと信じる。
I cannot believe he believes in God!
彼が神様を信じるなんて、信じられない!
Seeing is believing.
(ことわざ)見るほど確かなことはない;百聞は一見に如かず
まとめ
“trust”と”believe”の違いを見てきましたが、二つの単語の違いはお分かりいただけましたでしょうか。
日本語に訳すと確かにどちらも「信じる」の意味で間違いないのですが、単語の意味を確認すると、信用している時は“trust” 、強く思う時は”believe”を使うことが分かりました。
是非ニュアンスの違いを意識しながら英会話に取り入れて使い分けしてみてくださいね。