worryとconcernの違いを解説

”worry”と”concern”はどちらも「心配する」と訳せる単語です。
しかしこの2つの単語にはそれぞれニュアンスの違いが存在します。

それぞれの違いのポイントをまとめると

チェックしたい重要ポイント!

  • “worry”は精神的に「悩んでいる」とか何かネガティブなことを「心配する」という意味
  • “concern”はある物事について「懸念している」とか「気にかかっている」という意味

上記の違いを意識しながら、実際にどのように使われているのか、解説を例文と共に見ていきましょう。

最期に理解度チェックの問題もあるので試してみてくださいね。

worryの意味や使い方

“worry”は「悩んでいる」とか「悩ませる」などといった精神的な苦痛を伴って「心配する」様子を表現できる動詞です。

語源は「wyrgan(窒息させる、絞め殺す)」という意味を持つ古い英語が元になっているため、悩み苦しんでいる状態を表す動詞が本来の意味であることが分かります。

名詞で使われる場合もあり、「心配事」、「悩みの種」などと訳すことができます。

worryを使った例文

I am worried about being late for the job interview.
面接に遅れるのではないかと心配だ。

Don’t worry about picking me up at the airport.
空港まで迎えに来る心配をしなくていいですよ。

The gossip worried me a lot.
その噂は私を悩み苦しめた。

His life has been full of worries.
彼の人生は苦労でいっぱいであった。

concernの意味や使い方

“concern” は何か物事を進める時に「懸念がある」とか「心配事がある」といった場合にその気持ちを表現できる動詞です。

中世ラテン語の「concernere(関係がある、混ぜる)」という単語が語源となってできた単語であるため、「心配する」という意味以外にも「~に関わることである」とか「~に影響する」という意味でも使われる動詞です。

名詞としても「関心事」、「懸念」などという意味で使われ、ビジネスなどの場でもよく使用されます。
そのため解決策を見つけて改善できる余地があるような場合にも使われます。

concernを使った例文

Noisy neighbors concern him a bit.
うるさい隣人が彼を少し悩ませている。

The boss is concerned about the rising cost of materials.
上司は原料価格高騰について懸念している。

If you have any questions or concerns let us know.
何か質問や懸念などあれば教えてください。

This project concerned all people living in the town.
このプロジェクトはその町の全住民の関心事であった。

worryとconcernの理解度チェック!

2つの単語の使われ方を確認したところで、違いが理解できたか確認してみましょう。

まとめ

“worry”と“concern” のニュアンスの違いは理解できましたでしょうか。

精神的な苦痛を伴う悩みの場合には”worry”を使い、ビジネス上などで懸念を表現する場合は”concern”を使います。

日常会話の中では“concern”を使うと少し硬い表現だなというイメージを持ちますが、その懸念が改善の余地があって、解決したいという場合には使われます。
悩みを打ち明ける時や、相談を受けた時にどちらが使われているのか確認してみてくださいね。