“contain”と“include”の違いを解説します。
- containは物理的に中に含まれている/材料として使われていること
- includeは主要ではなく、全体の一部として含まれていること
この2点を押さえた上で、詳しく解説していきます。
containの意味や使い方
“contain”は、物理的に「中に」含まれていることを指します。
料理で例えるなら、ケーキの中に材料として使われている砂糖にはcontainが用いられます。
また、「コンテナ」と言葉からもイメージできるように、部屋や箱など囲まれたものに何かが入っているときもcontainを使います。
containを使った例文
This cake contains no gluten.
このケーキはグルテンを含みません。
As this hard disk contains important data for the company, we are not allowed to bring it outside.
このハードディスクには会社にとって重要なデータが入っているため、私たちは外に持ち出すことを禁止されています。
She said this fruit contains abundant vitamins.
彼女はこのフルールには、ビタミンが豊富に含まれていると言いました。
includeの意味や使い方
“include”は、全体の一部として含むことを意味します。
そのため、追加要素や構成要素といった特徴があります。料金に含まれているものを説明する時にもincludeが用いられます。
includeを使った例文
The price of dinner includes salad, main, and dessert.
ディナー料金にはサラダ、メイン、デザートを含みます。
The present included the letter.
プレゼントには手紙が含まれていました。
The tour includes two specialists and dinner.
そのツアーは2人のスペシャリストと、夕飯を含みます。
containとincludeの使い分けの例
もう少し理解を深めるために、2つ例文を紹介します。
確認後は下の理解度チェックに挑戦してみてください。
●This kids menu includes toys.
キッズメニューにはおもちゃが含まれます。
→主語であるmenuが指すのは主に料理であり、おもちゃではありません。
もしcontainを使ってしまうと、料理の中におもちゃが埋め込まれていることになってしまいます。
あくまで「メニューの一部に」含まれているので、構成要素を示すincludeを使います。
●This soup contains chicken stock.
このスープには鶏ガラの素が入っています。
→鶏ガラの素は主語である「スープの中に」含まれているので、containを使う方が自然な印象になります。
containとincludeの理解度チェック!
2つの単語の使われ方を確認したところで、違いが理解できたか確認してみましょう。
理解度チェックの問題
問1
私たちの家は、リビングを含んで全部で10室あります。
Our house has 10 rooms ____the living room.
A: containing
B: including
問2
全ての料金を含んだ上で、ここの1泊料金はいくらですか?
How much is it per night to stay here ____all charges?
A: containing
B: including
問3
この部屋は、会議に来た人たち全員を収容するのに十分な大きさです。
This room is big enough to ____everyone who came to the meeting.
A: contain
B: include
問4
この食べ物は卵を含みます。
This food may ____traces of eggs.
A: contain
B: include
問5
彼女はとても優しく、彼ですらグループに入れてあげました。
She was very kind, and she even ____him in the group.
A: contained
B: included
まとめ
containとincludeの違いを解説しました。
containはそのものの中に入っていたり、箱など囲まれているところに入っているものを意味します。
一方でincludeはメインのものの一部や、全体の構成要素を意味します。
練習問題を解いて慣れていきましょう。