「〜することができる」を表す“can”と“be able to”の違いを解説します。
- canの方が比較的カジュアルで、be able toは比較的堅い印象
- be able to は基本的に主語が人の時しか使えない
- 未来時制や完了形・他の助動詞が先行する場合はbe able to
この3点を押さえた上で、詳しく解説していきます。
canの意味や使い方
“can”は「〜することができる」という意味を表します。
[text type=marker color=yellow]カジュアルな表現で、日常会話でも多用されます。[/text]
能力的に「できる」とき(例文1)や、許可をもらったから「できる」場合(例文2)に使われます。
過去形にはできますが、[text type=marker color=yellow]未来時制や完了形、他の助動詞が先行する場合はcanは使えません。[/text]
また、主語は人でなく物でも大丈夫です。(例文3)
canを使った例文
I can speak English and Spanish.
私は英語とスペイン語を話せます。
Can I clock off early today? I feel a little bit sick.
今日は早帰りしても良いですか?少し気分が悪いです。
The computer can do so much nowadays.
最近ではパソコンがかなりの機能を備えています。
be able toの意味や使い方
“be able to”は「〜することができる」を意味しますが、[text type=marker color=yellow]より堅い表現[/text]で、交互で使われることがあまりありません。
be able toは能力的に「できる」ときに使われますが、[text type=marker color=yellow]主語は人に限られます。[/text]
canには現在時制と過去時制しかありませんが、be able toなら未来自制や完了形も表すことが可能です。(例文2・3)
be able toを使った例文
Applicants for this position must be able to speak English.
この役職への応募者は、英語を話せなくてはなりません。
I will be able to pick her up from the airport if you need me to.
もし必要でしたら私は彼女を空港に迎えに行くことができます。
I wasn’t able to sleep well last night.
私は昨夜よく眠れませんでした。
canとbe able toの理解度チェック!
2つの単語の使い方を確認したところで、違いが理解できたか確認してみましょう。
各問題の空欄に入る単語は、AとBのどちらが正しいでしょうか?
理解度チェックの問題
問1
その建物からは東京タワーを見ることができるはずです。
You should ____see the Tokyo Tower from that building.
A: can
B: be able to
C: どちらでも
問2
最新のiPhoneでは良い写真を撮ることができます。
The latest iPhone ____take nice pictures.
A: can
B: is able to
C: どちらでも
問3
今夜席の予約はできますか?
____book a table tonight?
A: Can we
B: Are we able to
C: どちらでも
問4
彼は日本に10年も住んでいたのだから、日本語が上手に話せるに違いありません。
He must ____speak Japanese very well because he lived in Japan for 10 years.
A: can
B: be able to
C: どちらでも
問5
そんなはずはない。
It ____true.
A: can not be
B: is not able to be
まとめ
canとbe able toの違いを解説しました。
最後のクイズの3のように、どちらでも使える場合もあります。
自制や助動詞がついたときは気をつけつつ、ほとんどの日常会話ではcanが使われると覚えておきましょう。