「own」という単語を見て、「所有する」という意味だけを思い浮かべていませんか?
実は、ownには「認める」という重要な意味や、「on one’s own(一人で・独力で)」といったネイティブが日常的に使う慣用表現があります。
TOEICやビジネス英語でも頻出のこの単語を正しく使いこなせるよう、コアイメージから具体的な使い方、possessやhaveとの違いまで、例文を交えて詳しく解説します。
この記事を読めば、ownの本当の使い方が身につきます。
ownのコアイメージ
ownの語源は古英語の「āgen(自分のもの)」に由来します。
コアイメージは「自分のものとして持っている・自分のものだと認める」です。
単なる所有だけでなく、「自分のものである」という主体的な意識や責任感が含まれているのが特徴です。
このコアイメージから、「所有する」だけでなく「認める」「告白する」といった意味も生まれています。
ownの基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
単語 | own |
発音 | /oʊn/(オウン) |
品詞 | 動詞 |
語源 | 古英語 āgen(自分のもの) |
レベル | 初級〜中級 |
※ownは動詞の他、形容詞(自分自身の)としても使われますが、この記事では動詞用法を中心に解説します。
活用形 | 形 |
---|---|
原形 | own |
三人称単数現在 | owns |
過去形 | owned |
過去分詞 | owned |
現在分詞 | owning |
発音・アクセントの注意
ownの発音は /oʊn/(オウン)です。
二重母音 /oʊ/ を正しく発音することがポイントです。
発音のコツ:
「オ」から「ウ」へ滑らかに移行する二重母音です。
日本語の「オーン」ではなく、「オウン」と発音しましょう。
アクセント:
単音節の単語なので、アクセントの位置を気にする必要はありません。
全体をしっかりと発音します。
似た発音の単語:
“own” /oʊn/ と “on” /ɑːn/ や /ɒn/ は発音が異なります。
混同しないよう注意しましょう。
ownの意味とニュアンス
〜を所有している
最も基本的な意味で、財産や物を法的に、または事実上自分のものとして持っていることを表します。
単なる「持っている」よりも、所有権や所有の責任を含むニュアンスがあります。
She owns three houses in Tokyo.
彼女は東京に3軒の家を所有している。
Do you own a car?
あなたは車を所有していますか。
The company owns several factories overseas.
その会社は海外にいくつかの工場を所有している。
〜を認める・告白する
自分の過ちや責任、事実などを認める、告白するという意味です。
「own up to」の形でよく使われ、正直に認めるというニュアンスを持ちます。
He owned his mistake.
彼は自分の間違いを認めた。
She owned that she had been wrong.
彼女は自分が間違っていたことを認めた。
You should own your responsibilities.
あなたは自分の責任を認めるべきだ。
完全に支配する・打ち負かす(スラング)
主にスラングやカジュアルな文脈で、競技やゲームなどで相手を完全に打ち負かす、支配するという意味で使われます。
若者やゲーマーの間でよく使われる表現です。
Our team totally owned them in the match.
私たちのチームは試合で彼らを完全に打ち負かした。
He owned the competition.
彼はその競技会を制覇した。
ownの使い方
基本文型:own + 名詞
最も基本的な使い方で、「〜を所有している」という意味を表します。
現在形、過去形、未来形など、さまざまな時制で使えます。
My parents own a restaurant.
私の両親はレストランを経営している(所有している)。
He owned a successful business before retirement.
彼は引退前に成功したビジネスを所有していた。
They will own the property after the contract is signed.
契約が締結されれば、彼らはその不動産を所有することになる。
own that 節
「〜ということを認める」という意味で、that節を伴って使います。
フォーマルな文脈でよく使われる表現です。
The CEO owned that the strategy had failed.
CEOはその戦略が失敗したことを認めた。
I must own that I was not prepared for this.
私はこれに対する準備ができていなかったことを認めなければならない。
She owned that she had made a poor decision.
彼女は自分が下手な決断をしたことを認めた。
own up to 〜(句動詞)
「〜を正直に認める、告白する」という意味の重要な句動詞です。
「up」が加わることで、「隠さずに認める」というニュアンスが強調されます。
He finally owned up to his mistake.
彼はついに自分の過ちを認めた。
You need to own up to what you did.
あなたは自分がしたことを認める必要がある。
The company owned up to the product defect.
その会社は製品の欠陥を認めた。
It’s better to own up to your mistakes early.
早めに自分の間違いを認める方が良い。
She didn’t want to own up to her involvement.
彼女は自分の関与を認めたくなかった。
on one’s own(慣用表現)
「一人で、独力で、自分だけで」という意味の非常に重要な慣用表現です。
ネイティブが日常的に使う表現で、TOEICでも頻出します。
I completed the project on my own.
私は一人でそのプロジェクトを完成させた。
She lives on her own now.
彼女は今一人で暮らしている。
Can you do this on your own?
これを一人でできますか。
He started the business on his own.
彼は独力でそのビジネスを始めた。
The children played on their own in the park.
子供たちは公園で一人で遊んだ。
of one’s own(慣用表現)
「自分自身の」という意味で、所有や独自性を強調する表現です。
名詞の後に置いて使います。
I want a room of my own.
私は自分自身の部屋が欲しい。
She has ideas of her own.
彼女は自分自身の考えを持っている。
Do you have a car of your own?
あなたは自分自身の車を持っていますか。
He needs a space of his own to work.
彼は仕事をするために自分自身のスペースが必要だ。
ownの句動詞
own up (to 〜)
「(〜を)正直に認める、告白する」という意味です。
過ちや責任を隠さずに認めるというニュアンスがあります。
He owned up immediately.
彼はすぐに認めた。
Nobody wanted to own up to the damage.
誰もその損害を認めたがらなかった。
She owned up to stealing the money.
彼女はお金を盗んだことを認めた。
ownのコロケーション
ownとよく一緒に使われる単語の組み合わせを紹介します。
コロケーション | 意味 | 例文 |
---|---|---|
own a business | ビジネスを所有する | He owns a successful business. |
own property | 不動産を所有する | They own property in several cities. |
own a house | 家を所有する | Do you own a house or rent? |
own shares | 株を所有する | She owns shares in the company. |
privately owned | 私有の、個人所有の | This is a privately owned company. |
state-owned | 国有の | It’s a state-owned enterprise. |
own up to | 〜を認める | Own up to your mistakes. |
on one’s own | 一人で、独力で | I can do it on my own. |
ownを使った例文(シーン別)
試験でよく出る例文
The company owns several patents for its technology.
その会社は技術に関するいくつかの特許を所有している。
She completed the assignment on her own.
彼女は一人でその課題を完成させた。
He owned up to his mistake during the meeting.
彼は会議中に自分の過ちを認めた。
They own property worth millions of dollars.
彼らは数百万ドルの価値がある不動産を所有している。
Can you solve this problem on your own?
この問題を一人で解けますか。
日常会話で使う例文
Do you own or rent your apartment?
あなたのアパートは持ち家ですか、それとも賃貸ですか。
I want to live on my own someday.
いつか一人暮らしをしたい。
My sister owns a cat and two dogs.
私の姉は猫1匹と犬2匹を飼っている(所有している)。
He finally owned up to eating all the cookies.
彼はついにクッキーを全部食べたことを認めた。
I need a desk of my own to study.
勉強するために自分専用の机が必要だ。
She’s learning to do things on her own.
彼女は物事を一人でできるようになってきている。
ビジネス文書・メールで使う例文
Our company owns manufacturing facilities in three countries.
当社は3カ国に製造施設を所有しています。
The CEO owned that the quarterly results were disappointing.
CEOは四半期の結果が期待外れであったことを認めました。
We own the intellectual property rights to this product.
私たちはこの製品の知的財産権を所有しています。
Each team member should own their responsibilities.
各チームメンバーは自分の責任を認識すべきです。
The firm is privately owned and operated.
その会社は個人所有で運営されています。
You need to own this project and deliver results.
あなたはこのプロジェクトに責任を持ち、結果を出す必要があります。
ownの類義語・関連語
類義語 | 意味 | ニュアンスの違い |
---|---|---|
possess | 所有する、保有する | よりフォーマルで、能力や特質も表す |
have | 持っている | 最も一般的で、一時的な所有も含む |
hold | 保持する | 一時的な保持や地位を表す |
admit | 認める | 「認める」の意味での類義語 |
confess | 告白する | より深刻な内容を認める |
acknowledge | 認める、承認する | 公式に認めるニュアンス |
「own」と似たニュアンスを持つpossessの意味と使い方や、生産・提供場面でよく登場するhaveの意味と使い方も合わせてチェックすると理解が深まります。
混同されやすい語との違い
own vs possess
どちらも「所有する」という意味ですが、ニュアンスと使い方に違いがあります。
own:
一般的な「所有する」で、日常会話でよく使われます。
法的な所有権や実質的な所有を表します。
She owns a house in the suburbs.
彼女は郊外に家を所有している。
possess:
よりフォーマルで、能力や特質、抽象的なものの所有も表します。
「備えている」というニュアンスもあります。
He possesses excellent leadership skills.
彼は優れたリーダーシップスキルを備えている。
比較:
物理的な財産 → own / possess 両方可(ownの方が一般的)
能力・特質 → possess(ownは不可)
日常会話 → own
フォーマルな文書 → possess
own vs have
どちらも「持っている」という意味ですが、所有の性質が異なります。
own:
法的・実質的な所有権を持っていることを強調します。
永続的な所有のニュアンスがあります。
I own this car.
私はこの車を所有している。(私の所有物です)
have:
最も一般的な「持っている」で、一時的な所有も含みます。
単に手元にあることを表す場合もあります。
I have a car.
私は車を持っている。(借りている可能性もある)
比較:
“Do you own a car?” → 所有権を聞いている
“Do you have a car?” → 使える車があるか聞いている
“I own a business” → 事業の所有者
“I have a business” → 事業をやっている(所有者とは限らない)
試験・ビジネス頻出度
TOEIC:
頻出度は非常に高いです。
特に「on one’s own(一人で)」という慣用表現はPart 3、Part 4のリスニング、Part 7のリーディングでよく出題されます。
「own a business(ビジネスを所有する)」「own property(不動産を所有する)」といったビジネス関連の表現も頻出です。
英検:
準2級以上で出題されます。
2級、準1級では「own up to」などの句動詞や、「所有する」以外の「認める」という意味も問われます。
ビジネス英語:
ビジネスシーンでの使用頻度は極めて高いです。
会社や不動産の所有を表す場合だけでなく、「own the project(プロジェクトに責任を持つ)」「own the results(結果に責任を持つ)」といった、責任を引き受けるという意味でもよく使われます。
ネイティブがよく使う自然な表現
on one’s own(一人で、独力で)
ネイティブが日常的に使う最も重要な表現の一つです。
「by oneself」よりも自然でカジュアルな響きがあります。
I figured it out on my own.
自分で考えて解決した。
She’s been living on her own since college.
彼女は大学以来ずっと一人暮らしをしている。
Can the kids stay home on their own?
子供たちは一人で家にいられますか。
He prefers to work on his own.
彼は一人で仕事をすることを好む。
You’ll have to handle this on your own.
これは一人で対処しなければならない。
own up (to something)
「正直に認める」という意味で、カジュアルな会話でよく使われます。
特に子供や若者に対して使われることが多い表現です。
Just own up! I know you did it.
認めなさい!あなたがやったことは分かっている。
It’s time to own up to your actions.
自分の行動に対して責任を認める時だ。
Nobody wants to own up to the damage.
誰もその損害を認めたがらない。
a room/place/space of one’s own
「自分専用の部屋/場所/スペース」という表現で、独立性やプライバシーを表します。
Virginia Woolfの有名な著作「A Room of One’s Own」から広まった表現です。
Every teenager needs a space of their own.
すべてのティーンエイジャーには自分専用のスペースが必要だ。
I finally have an office of my own.
ついに自分専用のオフィスを持った。
own it
「それを認める」「堂々とする」「責任を取る」という意味のカジュアルな表現です。
特に若者の間でよく使われます。
You made a mistake? Just own it and move on.
間違えた?認めて前に進めばいい。
She really owns her style.
彼女は自分のスタイルに自信を持っている。
Own it! Don’t make excuses.
認めなさい!言い訳をするな。
ownのよくある間違い
❌ I am owning a car.
✅ I own a car.
解説:ownは状態動詞なので、通常進行形にはしません。
所有という状態を表すため、現在形を使います。
❌ He owns to his mistake.
✅ He owns up to his mistake.
解説:「認める」という意味で使う場合は「own up to」という句動詞の形が正しいです。
「own to」という形は使いません。
❌ I want to have a house of my own.
⚠️ 文法的には正しいが、やや不自然
✅ I want to own a house. / I want a house of my own.
解説:「have」と「of my own」を同時に使うと冗長になります。
「own」を動詞として使うか、「have」を省いて「want a house of my own」とするのが自然です。
❌ She owns excellent skills.
✅ She possesses excellent skills. / She has excellent skills.
解説:能力やスキルについては「possess」や「have」を使います。
「own」は物理的な財産や事業などに使われるのが一般的です。
❌ I did it by my own.
✅ I did it on my own.
解説:「一人で」は「on one’s own」が正しい表現です。
「by my own」とは言いません。「by myself」なら正しいです。
❌ The company is owned by privately.
✅ The company is privately owned.
解説:「privately owned(個人所有の)」は形容詞句として使います。
「by privately」という形は不自然です。
❌ I own that I do this mistake.
✅ I own that I made this mistake. / I own up to this mistake.
解説:「own that」はフォーマルな表現で、過去の事実を認める時に使います。
時制に注意が必要です。カジュアルには「own up to」を使います。
ownの理解度チェック
穴埋め問題(5問)
1. She ______ a successful restaurant in downtown.
(彼女は繁華街で成功したレストランを所有している)
2. Can you complete this task ______ your own?
(この作業を一人で完成できますか)
3. He finally ______ up to his mistake.
(彼はついに自分の過ちを認めた)
4. I want a room ______ my own.
(私は自分専用の部屋が欲しい)
5. The company ______ that the product had defects.
(その会社は製品に欠陥があったことを認めた)
選択肢問題(5問)
1. Do you ______ this car or is it rented?
a) possess
b) own
c) have
d) hold
2. She ______ excellent communication skills.
a) owns
b) possesses
c) owns up to
d) has owned
3. I completed the entire project ______.
a) by my own
b) of my own
c) on my own
d) with my own
4. The CEO ______ that the strategy had failed.
a) owned
b) owned up
c) was owning
d) has owning
5. It’s a ______ company, not publicly traded.
a) own private
b) privately owned
c) private owning
d) owned privately
解答
穴埋め問題:
1. owns
2. on
3. owned
4. of
5. owned
選択肢問題:
1. b) own
解説:所有権について聞いているので「own」が最適です。
2. b) possesses
解説:能力やスキルには「possess」を使います。
3. c) on my own
解説:「一人で」は「on one’s own」が正しい表現です。
4. a) owned
解説:「owned that」で「〜ということを認めた」という意味になります。
5. b) privately owned
解説:「privately owned」で「個人所有の」という形容詞句になります。
ownのコーパス実例
新聞記事:The New York Times
“The family has owned the business for three generations.”
(その家族は3世代にわたってそのビジネスを所有してきた)
ビジネス記事で、家族経営の企業について述べた文です。
「own」が長期的な所有を表すのに使われています。
“Tech giants own vast amounts of user data.”
(テクノロジー大手は膨大な量のユーザーデータを所有している)
データプライバシーに関する記事からの引用です。
現代的な文脈での「own」の使用例です。
日常会話:映画のセリフ
“I can handle this on my own, thanks.”
(一人で対処できます、ありがとう)
映画でよく聞かれる表現で、独立心や自信を表しています。
「on one’s own」は日常会話で非常によく使われます。
“You need to own up to what you did!”
(自分がしたことを認めなさい!)
親が子供に対して言うような場面で使われる表現です。
「own up」は責任を認めさせる時の定番フレーズです。
ビジネススピーチ:TED Talk
“We need to own our failures as much as our successes.”
(私たちは成功と同じくらい失敗にも責任を持つ必要がある)
リーダーシップに関するスピーチからの引用です。
「own」が「責任を認める」という意味で使われています。
“When you own your story, you get to write the ending.”
(自分の物語を自分のものとして受け入れる時、結末を書くことができる)
自己啓発的なスピーチで、「own」が「受け入れる」という意味で使われています。
メタファー的な使い方の例です。
ownに関するよくある質問
ownは日常的な「所有する」で、物理的な財産や事業の所有を表します。
possessはよりフォーマルで、能力や特質など抽象的なものの所有も表せます。
例えば、「I own a car」は一般的ですが、「He possesses excellent skills」のように能力には possessを使います。
日常会話では own、フォーマルな文書では possess が好まれます。
ownは法的・実質的な所有権を強調し、永続的な所有のニュアンスがあります。
haveは最も一般的な「持っている」で、一時的な所有も含みます。
「Do you own a car?」は所有権を聞いていますが、「Do you have a car?」は使える車があるかを聞いています。
ビジネスの文脈では、「I own a business」は所有者であることを、「I have a business」は単に事業をやっていることを表します。
どちらも「一人で」という意味ですが、ニュアンスが少し異なります。
「on my own」は独力で、自分の力でというニュアンスが強く、能力や独立性を強調します。
「by myself」は単に一人で、他の人なしでという意味です。
例えば、「I live on my own」は独立して一人暮らしをしているニュアンスですが、「I live by myself」は単に一人で住んでいることを表します。
日常会話では「on my own」の方がよく使われます。
基本的にownは状態動詞なので、通常は進行形にしません。
「I own a car」が正しく、「I am owning a car」とは言いません。
ただし、スラング的な「完全に支配する」という意味では進行形が使われることもあります(例:「Our team is owning the game right now」)。
しかし、これはカジュアルな表現で、フォーマルな場面では避けるべきです。
「own up to」は過ちや責任を正直に認める時に使う句動詞です。
特に、隠していたことや認めたくないことを告白する場面で使われます。
例えば、「He finally owned up to his mistake」(彼はついに自分の過ちを認めた)のように使います。
カジュアルな会話でよく使われ、特に子供や若者に対して「正直に認めなさい」という意味で使われることが多いです。
ビジネスでも、問題や失敗を認める時に使えます。
「of one’s own」は「自分自身の」という意味の慣用表現です。
このofは所有を表し、名詞の後に置いて使います。
「I want a room of my own」(自分専用の部屋が欲しい)のように、独自性や専有性を強調します。
「my own room」とも言えますが、「a room of my own」の方が文学的で、独立性や個人のスペースを持つことの重要性を強調するニュアンスがあります。
Virginia Woolfの著作「A Room of One’s Own」で有名になった表現です。
TOEICでは主に3つのパターンで出題されます。
1)「on one’s own」(一人で)という慣用表現がリスニング・リーディングで頻出。
2)「own a business/property」(ビジネス・不動産を所有する)というビジネス文脈での使用。
3)「privately owned」「state-owned」などの複合形容詞。
特に Part 3、Part 4 のリスニングで「on her own」「on his own」という表現がよく登場します。
Part 7では企業の所有形態に関する文章で「own」が使われることが多いです。
まとめ
- ownのコアイメージは「自分のものとして持っている・自分のものだと認める」
- 主な意味は「所有する」「認める・告白する」「支配する(スラング)」の3つ
- 「on one’s own」(一人で、独力で)は最重要の慣用表現でTOEIC頻出
- 「own up to」で「正直に認める」という句動詞になる
- possessは能力や特質に使えるが、ownは物理的な財産や事業に使う
- haveより所有権や責任を強調するニュアンスがある
- 状態動詞なので通常は進行形にしない
この記事の例文や練習問題を繰り返し復習すると、ownの使い方が自然に身につきます。
英単語を効率よく覚えられるおすすめ本
英語学習の基本は、まず語彙力をしっかり身につけること。
ここでは、効率よく英単語を覚えて、長く使える力に変えていけるおすすめの本をご紹介します。
