オンラインレッスン

オンラインによる英会話レッスンや商談・会議をはじめ、今や学校や大学での授業でも、オンライン化が進んでいるところです。

私自身が、初めてオンラインのレッスンを受けたのはかれこれ15年前。Skype(スカイプ)を使用したオンラインレッスンでした。
当時のオンライン英会話スクールを振り返ってみると、受講するスクールにもよりますが、オンラインレッスン以外に英語学習プログラムを提供していたり、レッスンを家族でシェアすることができたりと、それぞれに独自のサービスを打ち出すスクールも増えてきた印象です。

このように、ますます注目されているオンラインレッスンですが、今日はなかでも役立つフレーズをいくつかご紹介したいと思います。
私自身もよく使っている会話フレーズです。

あいさつをしよう

オンラインレッスンがいよいよスタート。ここではレッスン開始時に交わす挨拶表現をみていきましょう。

初対面のとき

初対面の時はまずは名前を名乗り、挨拶を交わすのが自然です。

講師:Hello, I’m Janice. Nice to meet you, Yurian
こんにちは。私の名前はジャニスです。はじめまして。

生徒:Nice to meet you, too. I’m Yurian, but you can call me Yuri.
はじめまして。ユリアンと言いますが、ユリって呼んでください。

講師:Okay, How are you ?
分かりました。調子はどうですか?

この後、自己紹介がてら以下のようなトピックについて聞かれると思うので、答えを予め用意しておくとよいでしょう。

Where do you live? 
どこに住んでいますか?

What do you do? 
仕事は何をしていますか?

Tell me about yourself. 
あなたのことを教えてください。

What’s your hobby? 
趣味は何ですか?

何度もやり取りしている講師のとき

2回目以降、特に親しい間柄の講師の時はカジュアルな表現で進めて大丈夫です。以下に会話の一例を挙げるので参考にしてください。

講師:Hi, Yuri. How are you?
やあ、ユリ。元気かい?

生徒:I’m good. How are you?
元気よ。そちらこそ調子はどう?

答え方にも色々な表現がありますが、「How are you?」は単なる挨拶表現の一つなので、レッスンではI’m good. I’m doing great.などの調子がよいときの答え方や、I’m all right.(まあまあだよ)Not bad.(悪くないよ)などのまあまあ~普通くらいの状態を挨拶として返すのが無難でしょう。

実際の体調の様子を細かく説明する必要はありませんので、社交辞令の会話表現としていくつかの返し方を覚えておくことをおすすめします。
テンポを崩さずに挨拶することも大切です。

また、以下のような質問が予想されますので、こちらもレッスン前に英語で言えるように準備しておくとよいでしょう。

How’s your weekend?
週末はどうだった?

What did you do yesterday? 
昨日は何をしていたの?

What did you make for dinner? 
晩御飯は何を作ったの?

相手の話が聞き取れない

相手の話が聞き取れないといったシーンは、オンラインレッスンを受けていると誰しも一度は経験する場面と言えるのではないでしょうか。
いくつかのケースに分けて、使えるフレーズをご紹介します。

もう一度言ってほしいとき

もう一度言ってもらえますか?

Could you say that again?

Could you repeat that again?

例文

すみません、聞き取れませんでした。もう一度言っていただけますか?

Sorry, I didn’t quite catch that. Could you (please) repeat that?

Excuse me, I didn’t hear you. Could you say that again?

初対面の先生やまだ会って間もない先生など、相手との距離感によっては丁寧な言い方の方がよいので、Could you~?を使います。
Could youの直後や文末にpleaseを入れれば、さらに丁寧さは増します。

徐々に先生との関係が親しくなってきたら、Can you~?やCome again? などのカジュアルな表現に変えていくのもよいですね。

あと話についていけませんって時は下記のような感じで大丈夫です。

You’ve lost me.

I’m not following you.

相手の声の大きさやスピードを調節してほしいとき

もう少し大きな声で言っていただけますか?

Could you (please) speak a little louder?

Could you (please) speak up a little?

もう少しゆっくり話していただけますか?
Could you (please) speak a little more slowly?

例文

生徒:I can’t really follow the conversation if someone speaks quickly.
早口で話されるとなかなか会話についていけないんです。

Could you speak a little more slowly?
少しゆっくり話していただけますか?

講師:Sure. I can.
もちろんです。

このように、お願いする前に一言付け加えることもできますね。

意味が分からないとき

それはどういう意味ですか?
What dose that mean?

(あなたが言いたいのは)どういうことですか?
What do you mean?

〇〇を言い換えていただけますか?
Could you rephrase it?
Could you put the word in another way?

チャットボックスに書いていただけますか?
Could you type that out (in the chat box)?

Would you kindly write it down for me?

Could you please write down what you said?

例題

聞き取れませんでした。よろしければチャットボックスに書いていただけませんか?
I couldn’t hear what you said, would you mind typing it down in the chat box?

まとめ

丁寧な言い方の表現として「Could you~?」「Would you~?」の2種類の表現が出てきました。
実はこの2つの表現にはニュアンスの違いがあります。

「Could you~?」のcouldは助動詞canの過去形。「Would you~?」のwouldは助動詞willの過去形。
この2つの表現の違いは、大元の意味の違いからきています。
Could you~?には「(物理的・能力的に)実現可能かどうか」、Would you~?には「~する意思があるかどうか」を問うているニュアンスの違いがあるのです。

よって、「Could you~?」~していただくことは可能でしょうか?(もしできれば、状況が許す限り)~していただけますでしょうか?「Would you~?」(もしいやでなければ)~してくださいますか?といった訳がぴったりときます。
あなたが相手にお願いしたいことは、どちらに重きが置かれているリクエストでしょうか。

本記事で紹介したフレーズに既に皆さんが使っている表現も組み合わせて、文章をたくさん作り、それを使っていくことが英語学習には極めて大切です。
ぜひ実際のレッスンで使ってみてください。