英語スピーキング上達必須3選
英語のスピーキングが上達しないのは、単純に学習方法にあります。

あなたの、英語の才能がない訳ではありません。

私は、英語の学習を始めた当初は、TOEIC320点、留学先で買い物をするのも心臓バクバク状態でした。

カナダでの留学経験と約10年の英語学習の間、学習方法について試行錯誤してきました。

現在は、TOEIC915点、海外で英語を公用語として働いています。

本記事では、そんな私が、英語のスピーキングが上達した方法を解説していきます。

Active vocabulary

スピーキングが上達しない原因の1つは、vocabularyが少ないことです。

しかし、単純に英単語を暗記すればよいというわけではありません。

ポイントになるのが、「Active vocabulary」です。

Active vocabularyとPassive vocabulary

Active vocabularyとは、能動的に使用することができる語彙です。

要するに、WritingとSpeakingの際に自分からアウトプットできる語彙のことを指します。

反対に、Passive vocabularyとは、受動的に使用する語彙です。

あなたが、聞いたり、見たりした時に理解した言葉のことを指します。

2つの語彙は、それぞれ以下の英語スキルに直結します。

  • Active vocabulary=SpeakingとWriting
  • Passive vocabulary=ListeningとReading

私たちが、新しい単語を覚えた際は、まずPassive vocabularyとして覚えます。

その後、繰り返し学習することにより、そのPassive vocabularyがActive vocabularyになります。

Active vocabularyがポイント

スピーキング上達させるには、Active vocabularyを増やすべきです。

なぜなら、文字を読んで意味が分かっても、話すことができないからです。

Active vocabularyは、英語のSpeakingのスキルに直結しています。

例えば、Appleと言いたいとします。

英語学習者の頭の中では、「リンゴ」という日本語が出てきて、それを「Apple」と頭の中で変換しています。

日本語から英語へ変換できると、その語彙がActive vocabularyになります。

しかし、このように変換することが出来なければしゃべることができません。

あなたの言いたいことが、Passive vocabulary止まりだと、「Apple」と聞くor読む→「リンゴ」だと日本語で認識することは出来ますが、 「リンゴ」と思い浮かべる→「Apple」と英語でアウトプットするということができません。

その為、あなたのPassive vocabularyをActive vocabularyに変換する学習法をする必要があります。

Active vocabulary に変換しよう

そんなActive vocabularyの増やし方ですが、Passive vocabularyをActive vocabularyに変換する機会を増やすことです。

紙に書き出して覚えたり、英語のリスニングをしたりしていてはいつになってもActive vocabularyを増やすことはできません。

効果的な学習方法を紹介します。

効果的な学習方法!

  • オリジナルの文書を作る
  • オンライン英会話

オリジナルの文書を作る

覚えたい単語を使ってオリジナルの英語の文書を作ると、効果的に単語を覚えることができます。

なぜなら、文書作成は日本語を英語に変換する行為+使い方を学ぶことができるからです。

文書作成は日本語を英語に変換する行為

例)覚えたい単語 Get(得る)
I get this book from my friend.
私は、この本を友達からもらう。

使い方を学ぶ

例)覚えたい単語 Get
I will get my hair cut tomorrow.
明日、髪を切ってもらう予定です。

使い方を、学ぶことは非常に重要です。

上記のように、Getは「得る」以外にも使役動詞(~してもらう)という使い方もあります。

いくらGet「得る」の意味を知っていたとしても、使役動詞と使い方(Get+物+動詞の過去分詞系)を知らないと、Active vocabularyとして会話で使用することができません。

文書作成によって、効率的に日本語を英語に変換する行為+使い方を学ぶことができます。
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当サイトのYouTubeで瞬間英作文がありますので、自分で文章を作るのが苦手な方は是非ご利用下さい。

下記のような英語勉強を隙間時間に毎日少しでもやるだけでも学習効果はかなりあります。
他にも色々な動画を定期的に上げているので是非ご利用してみて下さい。

他にも、リスニング聞き流し、TOEIC対策、似ている英語のクイズ等、英語に役立つ情報を定期的に配信しているので、是非チャンネル登録して是非ご利用下さい。

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オンライン英会話をする

オンライン英会話はライティング以上に、効率的にActive vocabularyを増やすことができます。

なぜなら、以下のようなメリットがあるからです。

メリット!

  • 実際に使用する機会を簡単に得ることができる
  • Feedbackを得ることができる

実際に使用する機会を簡単に得ることができる

あなたの都合にあった時間で、一定時間、実際に外国人を目の前にして、覚えたい単語を使用する機会を得ることができます。

なぜなら、オンライン英会話は以下のようなサービスがあるからです。

  • オンラインの為、場所を問わない
  • 24時間対応
  • レッスン時間が決まっている

単純に、単語を使用したという経験があれば、あるほどあなたの脳が、この単語は重要であると認識し、スムーズに日本語を英語に変換する行為を行えるようになる=Active vocabularyが増えるということになります。




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Feedbackを得ることができる

あなたの使用した単語についての、アドバイスや間違いなどのFeedbackを得ることができます。

使い方を覚えることは、非常に大切です。

また、独学では誤った認識をしたり、文法的に正しくても、実際は言わない表現法だったりすることもあります。

なので、Feedbackを得ることができるのは、Active vocabularyを増やすことにおいて、大きなメリットです。

しかしながら、このようなメリットを効果的に得るには、注意しなければならないことやコツがあります。そちらは、後ほど解説します。

Self-speaking

英語のSpeakingを上達させるためには、Self-speakingは欠かせません。

Speaking上達の為には、いかに多く英語をしゃべる機会を設けているかが重要です。

英語をしゃべる機会を設ける例として、オンライン英会話や留学などがあります。

しかし、オンライン英会話や留学をすれば、話す機会をたくさん設けられるというのは間違っています。

なぜなら、オンライン英会話だと30分~60分ほどしか1日に時間が取れません。

留学は、留学先でのあなたの行動に、どれだけ1日で英語を喋れるかは依存しているからです。

実際、私がカナダに留学していた時は、50%くらいは日本語を話していました。

そして、Speakingをしていた量も多くなかったと思います。おそらく、2時間くらいです。

その足りないSpeakingの時間を補うのが、Self-speakingです。Self-speakingとは、「ひとり言」です。

相手を探す必要もありませんし、オンライン英会話のようにお金もかかりません。効果的にかつ、無料で英語をしゃべる機会を増やすことができます。

変に話の相手からのプレッシャーを受ける必要がないので、英語学習初心者には、おすすめの勉強方です。

英語に慣れるべき

Self-speakingの目的は、英語に慣れることです。

声に出して、英語をスムーズに読むことができれば実際の会話でもストレス無く、話すことができるようになります。

英語を話すことが苦手な人に、英語の文を声に出して読んでもらうと、100%読むのが遅いです。

文字を見ながらスムーズに読めないのに、文字なしで、頭で浮かんだことを、スムーズに読むことはできないです。

Self-speakingで、英語を話す機会を増やし、英語をスムーズに読めるように練習しましょう。

Self-speaking 具体的な方法

実際に、Self-speakingをどうやったらいいか分からない人が多いと思います。そこで、いかに具体的な方法を紹介します。

具体的な方法!

  • 英語の本を読む
  • 自作のオリジナル英作文を読む
  • 英語で説明する

英語の本を読む

英語で書かれた本や漫画を買ってきて、声に出して読んでみましょう。

英語の本を買うだけでいいので、特に準備をする必要はありません。なので、簡単に始めることができます。

自作のオリジナル英作文を読む

これは、実際に私がしている方法です。Active vocabularyを増やすために作成したオリジナルの英文を声に出して読みます。

この方法のメリットは、Writingによって意味と使い方を覚えた後に、読み上げることで、実際に会話で使用する際に、スムーズに使うことができるようになります。

英語で説明する

あなたが、学んだことや知っていることを誰かに説明するように、Self-speakingしてみましょう。

英語が喋れると実感する要因は、あなたの身の回りや考えを相手に伝えることができることです。

逆に、言えば知らないことや専門外のことを伝えることができなくても、英語を喋れると実感することにおいては、そんなに重要ではありません。

なぜなら、話す機会が少ないので、そもそも喋れないことに気づきません。

なので、この方法を行うと、比較的早く、英語を喋れる実感がわきやすくなり、自信につながります。

しかし、説明するもののネタなどを探す必要があります。

オンライン英会話を利用する

Active vocabularyを増やすために、効果的な方法の1つがオンライン英会話です。

しかし、効果的に利用するには、コツや注意点があります

オンラインレッスン効率化3つのコツ

レッスン効率化するために、以下の3つを心掛けましょう。

そうすることで、オンライン英会話の効果を最大限に得ることができるようになります。

具体的な方法!

  • 学んだ英単語を無理やり使う
  • 話のネタは事前に用意する
  • 質問を考えておく

学んだ英単語を無理やり使う

学んだ英単語をいくつか事前に選んでおきましょう。これは、Active vocabularyを増やすために最も効果的です。なぜなら、この学んだ英単語を使うためには、以下の3つを理解することが必要です。

  • 文の構造を理解する
  • 使える状況を理解する
  • 単語の発音を理解する


実際の場面で、この単語を使うために準備すること=上記の3つが理解できているか確認すうことになります。

その為、1単語ずつの理解度が増していきます。

また、実際にこの単語を使用したという経験を得ることができ、この経験がPassive vocabularyをActive vocabularyに変える大きな役割を担います。

実際に、学んだ英単語を使う方法としてはいろいろあります。その中でも、私が実践している方法を紹介します。

例として、Compromise(妥協する、妥協)を覚えたいとします。

例)英単語 Compromise(妥協する、妥協)

①Compromiseを利用した文を作成する。
I reached to a compromise with my girlfriend that I make time to spend time together after 10pm every day. (私は、毎日10時以降は、彼女との時間を作るという妥協点に達した。)

②メインの文を使うための、ストーリーを考える。
I had an argument with my girlfriend last night because she complained of the fact that I didn’t make time for her and watched YouTube all the time. (私が、いつもYouTubeを見ていて、彼女との時間を作っていないことに、彼女が不満を言ったため、昨夜、彼女とケンカしました。)

※実際の話だと、記憶に残りやすいです。

③上記①と②をメモして、オンライン英会話中見られるようにしておく。

1単語にこんなに時間をかけられないよと思うかもしれませんが、Speakingを上達させるためには、時間をかけて、丁寧に覚える必要があります。

じゃないと、その単語が会話で使えるレベルになりません。

話のネタは事前に用意する

話したいことやレッスンでしたいことは、事前に準備しましょう。
なぜなら、時間を効率化することができるからです。
オンライン英会話は無料ではありません。なので、限られた時間で多くのことを学びたいと思っている方がほとんどではないでしょうか?

しかしながら、レッスン中、「今日は何がしたい?」と講師に質問されて「えっ⁈」ってフリーズした経験はないでしょうか?答えられず、結局講師が選んだテーマを元に学習を進めて、自分から特に話すこともできず、講師の解説を聞いて終了という経験が私にもあります。

前述した、使いたい単語のピックアップとセットで話す内容は決めておきましょう。

話のネタがなくてどうしようという方には以下のサイトがおすすめです。
一般的な内容の質問が英語になっており、それを講師に呼んでもらえるだけで、簡単に話のネタを作ることができます。

例)本に関してのテーマ
質問1 do you read any books ?
質問2 How often do you read books ?

この質問に対して、「本を読むことが好きで、月に10冊は読んでいるよ。
先生は、どんな本を読むの?」のように、会話を広げることができます。

質問を考えておく

質問は事前に用意しましょう。なぜなら、質問するつもりで学習を進めると、学習効率が上がることが分かっているからです。

効率的に学習を進めるには、あなたが理解していないことを知ることが大切です。そして、その知らないことを知ることがあなたの成長につながります。

しかし、質問がないということは、あなたが理解していないことを見つけられていない可能性が高いです。質問をすることを前提に学習すると、理解していないことへのアンテナが研ぎ澄まされ、簡単に理解できていないことを見つけることができます。

著書「学び効率が最大化するインプット大全」著者 樺沢紫苑でも、質問前提でのインプットの重要性について述べられています。

また、実際に質問することで、記憶に内容が残りやすくなるので、質問前提に学習を進めて、どんどん講師に質問しましょう。

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まとめ

英語スピーキング上達には、やるべきことが3つあります。

やるべきこと3つ!

  • Active vocabularyを増やす
  • Self-speaking
  • オンライン英会話を利用

そして、それぞれを行う際のコツや注意点があります。

Active vocabularyを増やす

Passive vocabularyをActive vocabularyに変換する学習法をする
(オリジナルの文書を作成やオンライン英会話)

Self-speaking

Self-speakingで、英語に慣れる。
(英語の本を読む、自作のオリジナル英作文を読む、英語で説明する)

オンライン英会話を利用

オンライン英会話はライティング以上に、効率的にActive vocabularyを増やすことができるが、注意点がある。
(学んだ英単語を無理やり使う、話のネタは事前に用意する、質問を考えておく)

これらを、時間をかけて、こつこつ積み上げていくことで、いつの間にかあなたのスピーキングは上達しています。

どれも、すぐに始めることができるので、今日からやってみましょう。