慣れない海外生活をスタートすると体調を崩しがちです。私もタイに移住した当初は高熱とストレスで2回入院した経験があります。
日本で1度も入院したことが無かったのに不思議ですよね。
この用にいきなり体調を崩した時に、病院に駆け込まないといけない状況が誰しもあると思います。
そんな時に、あなたの症状を伝えることが出来なかったら、適切な対応をしてもらえない可能性があります。
また、「大丈夫かな?」と不安を抱えてしまいます。
事前に簡単な英語を知っているだけで、不安なく病院に行くことができるようになります。
本記事では、よくある病気の症状11個を英語でどう表現するか紹介します。
「万一の時の備え」や「病院に行く直前」にあなたの症状をどう伝えればよいか確認できます。
記事の最後には、「頭がズキズキする」といった英語に訳しにくい表現を紹介します。
病院だけではなく、会社や外国人の友人といる時など、幅広く使えます。
では、確認していきましょう。
症状(symptom)を伝えよう
症状を英語で【Symptom】「シンプトン」と言います。
あなた側:I don’t feel well./I feel unwell.
(体調が良くありません/体調がすぐれません)
※一番汎用的なのは “I don’t feel well.” で、日常会話から病院まで幅広く使えます。
相手側:What are your symptoms?
(どんな症状ですか?)
お医者さんに症状を聞かれたら、以下の例文を参考にあなたの症状を伝えましょう。
風邪の場合
風邪は【cold】「コールド」と言います。
名詞・単数形で使用します。
例①)I have a cold.
(風邪をひきました。)
例②)I caught a cold.
(風邪を引いた。)
※Caught (catchの過去形)
熱がある場合
熱は【Fever】「フィーバー」と言います。
例①)I have a fever.
(熱があります。)
例②)I`ve had a fever since last night.
(昨夜から熱があります。)
頭痛がある場合
頭痛は【Headache】「ヘッドエイク」と言います。
Ache(エイク)で痛みを表します。
【~ache】で「~痛」になるので覚えておきましょう。
例①)I have a headache.
(頭痛がします。)
例②)I had a headache yesterday.
(昨日頭痛がありました。)
喉が痛い場合
喉の痛みのことを【sore throat】「ソアースロット」と言います。
(Sore=痛み、throat=喉)
例①)I have a sore throat.
(喉の痛みがあります。)
例②)My daughter has a sore throat.
(私の娘は喉の痛みがあります。)
鼻水が出ている場合
鼻水のことを【runny nose】「ランニーノーズ」と言います。
例①)I have a runny nose.
(鼻水が出ます。)
例②)My nose is still running.
(まだ鼻水が出ています。)
※動詞Runを使って表すこともできます。
鼻詰まりの場合
鼻詰まりは【stuffy nose】「スタッフィーノーズ」と言います。
Stuffは「詰め込む」とニュアンスがあることから例②のような使い方もできます。
例①)I have a stuffy nose.
(鼻詰まりです。)
例②)My nose is stuffed up.
(鼻が詰まっています。)
※鼻を主語にして使うこともできます。
せきの症状の場合
咳のことを【Cough】「コフ」と言います。
例①)I have a cough.
(咳が出ます。)
例②)I cannot stop coughing.
(咳が止まりません。)
※coughは動詞としても使用できます。
くしゃみの症状の場合
くしゃみをするを【sneeze】「スニーズ」と言います。
例①)I am sneezing a lot.
(たくさんくしゃみが出ます。)
例②)I cannot stop sneezing.
(くしゃみが止まりません。)
腹痛がある場合
腹痛を【stomachache】「ストマックエイク」と言います。
お腹を主語にする例②のパターンも良く使われます。
例①)I have a stomachache.
(お腹が痛いです。)
例②)My stomach hurts.
(お腹が痛いです。)
下痢の場合
下痢は【diarrhea】「ダイエリア」と言います。
例①)I have a diarrhea.
(下痢です。)
例②)Is it watery?
(水っぽいですか?)
吐き気がする場合
吐き気を【nauseous】「ナウシャス」と言います。
例①)I feel nauseous.
(吐き気がします。)
例②)I feel like throwing up (vomiting) now.
(吐き気がします。)
例②のように【throw up】「スローアップ」=吐くを使って表現もできます。
【vomit】「ボーミット」も吐くという意味です。
痛み、痒み、痺れの症状

痛い場合
痛いは【hurt】「ハート」もしくは【pain】「ペイン」を使って表現します。
hurt「痛む」
以下の例文のように、【痛む箇所+hurt】という使い方になります。
人を主語にすると「人が~を傷つける」といった意味になるので注意しましょう。
例①)My legs hurt.
(足が痛いです。)
例②)It hurts when I eat.
(食べると痛みます。)
pain「痛み」
基本的に名詞の形で使用します。
「痛みを持っている」といった表現をします。
Where is the pain?
(どこが痛いですか?)
I have a pain in the stomach.
(胃に痛みがあります。)
痒い場合
痒いの形容詞【itchy】「イチ―」を使って表現をします。
例①)My eyes are itchy.
(目が痒いです。)
例②)My arms are itchy.
(腕が痒いです。)
※【itch】「イチ」(動詞)で使うこともできます。
進行形でも現在形でも意味は同じになります。
My arms itch / are itching.
(腕が痒いです。)
痺れる場合
痺れるの形容詞【numb】「ナム」を使います。
麻痺している時や感覚がないことを表します。
例①)My right thumb is numb.
(私の右親指の感覚がありません。)
例②)My legs went completely numb.
(私の足は完全に麻痺した。)
=My legs are completely numb.
(私の足は完全に麻痺している。)
例②のように、Be動詞の代わりにGoを使うと、麻痺するといった動きを表すことができます。
「ズキズキ」「ガンガン」等を伝えるには?
ここでは、日本人がよく使う症状を表現する時に使う「オノマトペ」を紹介します。
「オノマトペ」とは、擬音語・擬態語です。
「ズキズキ」や「ヒリヒリ」などです。
ズキズキする場合
【throb】「スロッブ」でズキズキ痛むという意味があります。
My head throbs with pain.
(頭がズキズキ痛いです。)
ガンガンするする場合
【pound】「パウンド」は砕くというニュアンスがあります。
そこから、派生して砕かれるような痛みとして表現されます。
My head has been pounding hard since this morning.
(朝から頭がガンガンしています。)
ムズムズする場合
【tickle】「ティッコウ」はくすぐるというニュアンスがあります。
名詞と動詞の形両方で使えます。
I have a tickle in my nose. / My nose tickles.
(鼻がムズムズする。)
ヒリヒリする場合
【sting】「スティング」は刺すような痛みという意味があります。
The wound on my arm stings.
(私の腕の傷がヒリヒリします。)
ムカムカする場合
【queasy】「クイージー」は吐き気やムカつきを表します。
I have a queasy stomach.
(胃がムカムカする。)
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まとめ
1. 基本表現
- 「体調が良くありません」一般的に使われるのは I don’t feel well.
- 「症状」は Symptom
- 医師に聞かれるフレーズ例:What are your symptoms?(どんな症状ですか?)
2. よくある症状のフレーズ
- 風邪:I have a cold.
- 熱:I have a fever.
- 頭痛:I have a headache.
- 喉の痛み:I have a sore throat.
- 鼻水:I have a runny nose.
- 鼻詰まり:I have a stuffy nose.
- 咳:I have a cough. / I cannot stop coughing.
- くしゃみ:I am sneezing a lot.
- 腹痛:I have a stomachache. / My stomach hurts.
- 下痢:I have diarrhea.
- 吐き気:I feel nauseous. / I feel like throwing up.
3. 痛み・痒み・痺れの表現
- 痛い:My legs hurt. / I have a pain in the stomach.
- 痒い:My eyes are itchy. / My arms itch.
- 痺れる:My thumb is numb. / My legs went numb.
4. 擬音語で伝える感覚
日本語独特の「ズキズキ」「ガンガン」なども英語で表現可能。
- ズキズキ:throb
- ガンガン:pound
- ムズムズ:tickle
- ヒリヒリ:sting
- ムカムカ:queasy
海外で急に体調を崩しても、症状を英語で伝えられれば安心して病院に行けるようになります。
病院だけでなく、友人や職場でも使える便利なフレーズばかりなので、旅行や留学前に覚えておくと安心です。