empathizeとsympathizeの違い

empathizeとsympathizeの違いを学ぶ前にチェックしたい重要ポイント

empathizeとsympathizeは、「共感する」「同感する」などの意味を持つ単語ですが、ニュアンスと使い方が異なります。

empathizeとsympathizeの違いを学ぶ前にチェックしたい重要ポイント

チェックしたい重要ポイント!

  • empathizeは、相手の気持ちに共感したり、理解すること
  • sympathizeは、相手の気持ちに同情したり、可哀そうだと思うこと
  • どちらもwithと一緒に使うのが一般的

この3点を押さえた上で、詳しく解説していきます。

empathizeの意味や使い方

empathizeは、「共感する」「感情移入する」という意味を持つ動詞です。

自分も同じ経験をしたことがあったり、相手の事情を深く知っているからこそ共感できるときに使います。

(例えば“I am hungry.” “I empathize with you.”などとは使えません。この場合は“I feel you.”などが適切になります。)

決して悲しい場面だけでなく、嬉しい気持ちに共感するときも使えます。

“empathize with A”で、「Aに共感をする」という意味になります。

empathizeを使った例文

I was not able to empathize with him.
私は彼に共感することができませんでした。

She loves this movie because there are a lot of scenes she can empathize with in it.
彼女は、共感できるシーンがたくさんあるので、その映画が大好きです。

Since my son went through the hard time during his childhood, he has a great ability to empathize.
私の息子は、子供の時に大変な時期を過ごしただけに、優れた創造的能力があります。

sympathize意味や使い方

sympathizeは、「同情する」「気の毒に思う」という意味を持つ動詞です。

ただ相手の気持ちに共感するだけでなく、「かわいそうだと思う」ときに使います。

“sympathize with A”で、「Aを気の毒に思う」という意味になります。

sympathizeを使った例文

I understand why you’d sympathize with him.
あなたが彼を気の毒に思う気持ちはわかります。

We sympathize with you during this difficult time.
ご苦労をお察し申し上げます。

I did not tell them the truth because I didn’t want them to sympathize with me.
彼らに同情してほしくなかったので、私は本当のことを言いませんでした。

2つの単語の大きな違いは、empathizeは相手の喜びや悲しみ、ストーリーに共感すること、sympathizeは相手をかわいそうだと思うこと、同情することという点です。