On time&In timeの違いを解説

“On time”と“In time”はどちらも時間について表現できるイディオムですが、1単語違うだけで意味が異なります。

それぞれの違いのポイントをまとめると

チェックしたい重要ポイント!

  • “On time”はある特定の予め決められた時刻に対して「時間ぴったりに」「正にその時に」という意味を持ち「時間通り」のニュアンスを持つ
  • “In time” はある特定の時刻に対して「その時間の範囲以内」「期限内に」という意味を持ち「間に合う」というニュアンスを持つ

上記の違いを意識しながら、実際にどのように使われているのか、詳しい解説を例文と共に見ていきましょう。

On timeの意味や使い方

“On time”はある特定の約束の時間や決められた時間などに「ぴったりに」「正にその時に」計画された通りに物事が起きることを表現できます。

イディオムの成り立ちを見てみると、「On」という単語で「何かの上」にあることを表現し、「Time」が約束の時間だとしたら、「On」でその約束の時間の上にある、すなわち時間ピッタリであることを表現できる言葉となっているのが分かります。

“On time”は”Punctuality“「時間通りであること」をイメージとして持つ言葉で、何かの義務や、仕事などのシチュエーションや飛行機や電車の時刻などの表現でよく使われます。

On timeを使った例文

The meeting planned at 4 pm has started on time.
午後4時に予定されたミーティングは時間通りに始まった。

The airplane will arrive on time as scheduled.
飛行機は定刻通り到着した。

We caught the train on time so we won’t be late.
時間通りに電車に乗れたので遅刻することはないでしょう。

The teacher wanted to start the class on time so she asked all students to be punctual.
教師は時間通りにクラスを始めたかったので、全生徒に時間厳守を求めた。

All employees must be on time otherwise their salary will be cut.
全従業員は時間通りでなければならず、そうでない場合給料は削減される。

He is always on time.
彼は時間を守る人です。

In time の意味や使い方

“In time” はある定められた期間の「その時間までに」「その期限内に」物事が起こることが表現できます。

イディオムの成り立ちを見てみると「In」という単語で、「~の中」という意味が示され、定められた「Time」の中に納まっている様子を表現できます。

“In time”は「締め切りなどに間に合う」というニュアンスを持つイディオムです。

よく“Just in time”という言葉でも使われ、特定の時間の「直前に間に合う」とか「ぎりぎりに間に合う」という意味になります。

In time を使った例文

My admission was declined because I didn’t submit my application in time.
期日までに申請書を提出しなかったので、入学は却下された。

We are pretty sure he will arrive in time to keep his words.
私たちは彼が約束を守るために時間までに来るだろうと確信している。

She had arrived at the class just in time before it starts.
彼女はクラスが始まる直前には着いていた。

Children wanted to go home in time to watch their favorite TV show.
子供たちは時間までに家に帰って好きなTV番組を見たかった。

The construction will be completed in time for the ceremony.
建設工事はセレモニーまでには完了するだろう。

The victim was seriously injured but they got him to the hospital just in time.
被害者は重症だったが、ぎりぎりで病院に運ばれた。(運ばれて助かった)

まとめ

“On time”と“In time”は似ているようで、決定的な違いがあります。

予定された通りに物事が進む様子を表したり、時間通りであることを表現したい時は”On time”を使い、期限までにことが進む様子を表したり、間に合うニュアンスを伝えたい時は“In time”を使います。

よく電車や飛行機などがスケジュール通りである時には“On time”が使われており、日常の会話の中で「約束の時間の前までに着いた」という意味で“In time”という言葉が使われているように感じます。

時間の話題はよく出てくるので、2つの違いを意識して、自然に使い分けができるように練習してみてくださいね。