comicalとfunnyの違いを解説

“comical”と“funny”は両方「面白い」という意味で訳せる形容詞ですが、それぞれ違うニュアンスをもった単語です。
単語の違いのポイントを下記に簡単にまとめます。

comicalとfunnyの違いを学ぶ前にチェックしたい重要ポイント

チェックしたい重要ポイント!

  • “comical”は物事が馬鹿馬鹿しく、不条理で可笑しい、滑稽な様子を表す形容詞
  • “funny” は物事が笑える様子や、ユーモアがあって楽しい様子と表す形容詞

上記の違いを押さえながら、実際にどのように使われているのか、詳しい解説を例文と共に見ていきましょう。

comicalの意味や使い方

“comical”は物事が滑稽で面白い様子を表します。

「滑稽な」「おかしい」「おどけた」「風変わりな」などと訳すことができます

日本語にも「コミカル」という言葉があり、悪い意味では使われませんが、英語の「comical」の場合、本人は人を笑わせようとしていないのに傍から見ておかしいような場合にも使います。

「comical」と表現するとちょっと軽蔑的な皮肉のこもった意味に聞こえてしまう場合もあるので使う時は注意が必要です。

comicalを使った例文

His new outfit is too baggy looks like a ghost which is quite comical.
彼の新しい服はダボダボで幽霊のように見えて、非常に滑稽だ。

It was comical to see him trying to persuade her to come back.
彼が彼女を戻るように説得する姿は非常におかしかった。

Nobody speaks English so we have been communicating physically which is quite comical.
誰も英語を話さないので身振り手振りでコミュニケーションしているが非常にばかばかしい。

The goalkeeper wore comical gloves to make sure the ball does not go past him.
ゴールキーパーはボールが通り過ぎないように、おかしなグローブをはめた。

funnyの意味や使い方

“funny” 物事が笑える様子や、ユーモアがあって楽しい様子を表します。

「滑稽だ」とか「おどけた」とも訳せますが、その意味では「comical」と同じ意味で使われます。

また奇妙だとか不思議なというニュアンスで使われることもあります。

否定形で使用することで、「笑いごとじゃない」といった不愉快を表現することもできます。

funnyを使った例文

He always makes funny jokes when we talk.
彼は一緒に話すときいつも面白いジョークを言う。

My dad kept pulling funny faces at me and I couldn’t stop laughing.
父親がおかしな顔を続けたので私は笑いが止まらなかった。

It is funny that she didn’t come to that party even though she was the one most excited.
彼女が一番楽しみにしていたのにパーティーにこなかったのはおかしい。

I had a funny feeling that something was going to happen.
私は何かが起きそうだという不思議な感じがしていた。

I’m not being funny. I meant it.
冗談を言っているんじゃない。本気なんだ。

まとめ

“comical”と”funny”のニュアンスの違いはお分かりいただけましたでしょうか。

どちらの単語も「滑稽だ」とか「おかしい」との意味で使えるのですが、より不条理でばかばかしい場合には“comical”を使い、ユーモアがあって笑いを起こさせる感じは”funny”の方がより表現することができます。

日常会話の中ではほとんどの場合は「funny」を使うので、迷ったら「funny」を使って表現してみてくださいね。