「どうしたの?大丈夫?」と聞きたいときに使われる、“What’s the matter?”と“What’s wrong?”の違いを紹介します。
What’s the matterとWhat’s wrongの違いを学ぶ前にチェックしたい重要ポイント
- What’s the matter? とWhat’s wrong?は、ほぼ同じ
- What’s the matter? の方が比較的丁寧な印象
この2点を押さえた上で、詳しく解説していきます。
What’s the matter?の意味や使い方
“matter”とは、名詞で「事柄」や「状況」などを意味し、“the matter”で「心配・悩み事・問題」といった意味になります。
事柄という意味を持つので、必ずしも悪いことがあると決めつけるのではなく、「何かあった?」といった表現になり、間接的で丁寧な印象になります。
また、「with 人」を付けて、What’s the matter with you?と言うこともできますが、言い方によっては相手を責めるような印象になるので気を付けましょう。
What’s the matter?を使った例文
What’s the matter John? Are you okay? – Yes, I was just thinking about something.
ジョン、どうかした?大丈夫? - はい、ただ考え事をしていただけです。
You look very tired today. What’s the matter?
今日はとても疲れているように見えます。どうかしましたか?
What’s the matter with you? You never used to say such things to me.
一体どうしたって言うの?今まで私にこんなこと言ったことなかったのに。
What’s wrong?の意味や使い方
“wrong”は、形容詞で「悪い」という意味を持ちます。そのため、何か問題があるのではと感じたときに”What’s wrong?(何が問題なの?)“と尋ねます。
”What’s the matter?“と比較し、ダイレクトな印象なので、友人や親しい中の相手に使います。
また”What’s the wrong?“とは言わないので注意が必要です。
こちらの表現も“with 人”と付けて聞くことができますが、上の例と同様、相手を責めるときにも使う表現なので気を付けましょう。
What’s wrong?を使った例文
Hey you look upset. What’s wrong?
ねえ、怒っているように見えるけど、どうかした?
What’s wrong? I am here for you to listen if you need anybody.
何が問題なの?もし誰かが必要なら、私があなたの話を聞くためにここにいるからね。
What’s wrong with him today? He was so rude!
今日の彼は一体なんなのかしら?とても無礼だったわ!
まとめ
“What’s the matter?”と“What’s wrong?”は、基本的に同じような意味を持つと考えて間違いありません。
ただWhat’s the matterの方が若干ばかり丁寧な印象になるので、相手やシチュエーションによって使い分けると良いでしょう。