“close” と “shut”はどちらも「閉じる」という意味を持つ単語ですが、詳しく見ていくと違ったニュアンスを持つ単語であることが分かります。
closeとshutの違いを学ぶ前にチェックしたい重要ポイント
- closeは窓や目や本などを「(丁寧に)閉じる」場合に使う動詞です。
- shutは窓や戸などを「(荒く)閉じる」場合に使う動詞で、遮断するようなニュアンスがあります。
上記のポイントを押さえながら、実際にどのような使われ方の違いがあるのか、詳しい解説を例文と共に見ていきましょう。
closeの意味や使い方
“close”は動詞で使われる場合は、窓や戸や目などを「閉じる」という意味を持ちます。
他にも店や工場や道路などを「閉鎖する」だったり、議論・仕事などを「しめくくる」などの意味でも使われます。
他動詞でも自動詞でも使える単語ですのでよく見かける単語です。
「閉じる」の意味では“shut”よりもドアなどの閉まる様子が”ゆっくり“だとか”丁寧“であることが表現でき、より上品に「開いていない状態」を表現できます。
closeを使った例文
She sat back in the sofa and closed her eyes.
彼女はソファーに腰を下ろし静かに目を閉じた。
Would you mind closing the door?
ドアを閉めて頂いてもよろしいでしょうか?
Some flowers close at night.
夜に閉じる花もある。
The company decided to close the factory
会社はその工場を閉鎖することを決めた。
This road is closed for construction work.
この道路は工事のため通行止めです。
The professor closed the lecture with his witty joke.
教授は気の利いた冗談で講義をしめくくった。
shutの意味や使い方
”shut”も同じく「閉じる」という意味を持つ動詞です。他にも手や服などを「はさむ」とか、「~に閉じ込める」とか「~を閉ざす」というような遮断するようなニュアンスが含まれます。
「閉じる」の意味では“close”よりも音を立てて閉じるような、乱雑な感じが表現できます。
shutを使った例文
She shut the door in his face.
彼女は彼の目の前でドアをパタンと閉めた。
I shut my finger in the door.
ドアで指を挟んでしまった。
I will shut him into a prison.
彼を刑務所にぶちこんでやる。
You would better keep your mouth shut.
黙っていた方がいいよ。
まとめ
“close”と”shut”は同じ意味を持つ単語ですが、基本的に「閉じる」の意味を日常会話で使う場合は”close”を使った方が自然に聞こえます。
ただ、少しニュアンスとしてちょっと荒々しい様子を表現したい時には“shut”を使うことで、表現力が増します。
小説などの描写でもよく使われるので、違いを理解しておけばより内容がより想像しやすくなります。
是非ニュアンスの違いを意識しながら、単語の使われ方を確認してみてくださいね。