problemとtroubleは「問題」という意味を持つ単語です。
微妙にニュアンスが異なりますが、大体の意味は同じです。
一番大きな違いはproblemが可算名詞、troubleが不可算名詞であるということです。
problem(可算名詞)「解決されるべき」問題というニュアンスを含み、基本的には原因や解決策がある問題に対して使われることが多いです。
trouble(不可算名詞)problemとほぼ同じような使い方ができますが、不可算名詞であることに注意が必要です。
一般的には in trouble や have trouble with/ ~ing の形で使われることが多いです。
problemの意味や使い方
problemは「解決すべき困難な」問題、難問、厄介ごとを指します。
一般的に解決策がある場合に使われることが多く、問題の深刻さに関わらずネガティブな「問題」や「困りごと」を示す時に使われます。
下記に例文を上げますが、可算名詞なのもポイントの一つで、a problem や some problems というふうに使うことが出来ます。
problemを使った例文
Do you have a problem with your phone?
携帯電話に何か問題でもあるのですか?
We need to solve this problem.
私たちはこの問題を解決しなければなりません。
Do you have any problems?
何か困ったことがあるのですか?
What is your problem?
何が問題なんですか?
☆態度の悪い人に向かって一言言う時などに使えるフレーズですが、ネガティブかつくだけた印象なので使う際には注意が必要です。
映画などではよく耳にするフレーズだと思いますので、知っておいて損はないでしょう。
troubleの意味や使い方
troubleは problem 同様、困難や問題といった意味を持ちます。
problem と大体の意味は同じですが、trouble のほうが若干「解決すべき」というニュアンスが薄く、困っている状況によってネガティブな気持ちになっていることを示します。
trouble は不可算名詞なので、a/an の冠詞は不要です。
通常使われる際は be in trouble (〜で困っている)や have trouble ~ing (〜するのが困難である/難しい)という形になります。
下記にいくつか例文をご紹介します。
troubleを使った例文
My father’s business is in trouble.
父親の事業は困難に直面している。
He will be in trouble soon.
彼はすぐに困ったことになりますよ。
I have trouble talking in English over the phone.
電話越しに英語で話すのは難しいです。
I don’t want to cause any trouble.
面倒をかけたくありません。
☆ cause trouble で迷惑をかけるという意味になります。こちらもよく使われるフレーズになりますので、覚えておきましょう。
まとめ
problem と trouble の違いを例文を交えてご紹介してきました。
意味自体はそこまで大きな違いはありませんが、可算名詞と不可算名詞になりますので、ごちゃ混ぜにならないようきっちり覚えるようにしましょう。
いくつか挙げた例文をしっかり頭に入れるとその点もしっかり覚えられるはずです。