会話の中で聞かれた質問について「分からない」と答える時の返答として何が思いつきますか?
よくある返答として “I don’t know” と“I’m not sure”があると思います。
どちらも間違いではありませんが、それぞれニュアンスの違いが存在します。
それぞれの違いのポイントをまとめると
- “I don’t know”は「知りません」とはっきり知らないことを断言する言い方
- “I’m not sure” は確証や自信がないため「分かりません」と伝える言い方
上記の違いを意識しながら、実際にどのように使われているのか、詳しい解説を例文と共に見ていきましょう。
I don’t knowの意味や使い方
何か聞かれた場合に“I don’t know”と返答する場合、その答えは「知りません」「分かりません」とはっきりと伝えることができます。
“I don’t know”と返答をするとそれ以上の会話が続かなくなってしまうため、場合によっては相手を突き放したような少し冷たい印象を与えてしまう場合があります。
もし“I don’t know”を使わずに、「全く分からない」ことを伝えたい時は”I have no idea.” や“I have no clue.”を使えば少し印象は和らげることができます。
I don’t knowを使った例文
Do you know when he is coming? – I don’t know. Ask him.
彼がいつ来るか知っている?- 知らないよ。彼に聞いて。
Excuse me where is the bus station? – Sorry. I don’t know.
すみません、バス停はどこですか?- ごめんなさい、分かりません。
Can you guess what happened after she turned down him? – I don’t know. Just tell me asap.
彼女が彼を振って何が起きたか予想できる?- 分からないよ、いいから早く教えて。
Just spit it out! I know you work for the fraud website. – I don’t know. I know nothing.
さあ白状しろ!お前が詐欺サイトで働いているのは知っている。- 知らない、私は何も知らない。
I’m not sureの意味や使い方
何かを聞かれた場合に“I’m not sure” と返答することで「(確信がないため)分かりません」と自分の考えが正しいか分からないことを伝えられます。
“Sure”という単語が「確信している」「確実である」「自信がある」という意味なので、それを否定形にして「確信がない」=「分からない」という構造になっています。
“I don’t know”と返答をすると、聞かれた事に対して「全く意見や思うことがない」といニュアンスで捉えられてしまうので、“I’m not sure but ”と返答してから自分の考えを伝えることもできます。
I’m not sureを使った例文
Do you remember when we left home today? – I’m not sure but maybe around 8am.
今日何時に家を出たか覚えている?- 分からないけど、確か8時頃だったかな。
What do you think about her thesis? – I’m not sure but I got a point.
彼女の論文についてどう思う? – 分からないけど、要点は理解できたよ。
Do you know where the nearest subway station is? – I’m not sure but I think it’s just 2 blocks away.
最寄りの地下鉄の駅はどこか知っていますか? – 分からないですが、2ブロック先にあると思います。
Can you guess who came to my birthday party yesterday? – I’m not sure. Maybe your dad?
昨日の私の誕生日会に誰が来たと思う? – 分からないけど、君のお父さんとか?
Are you ready to get married to her? – I’m not sure yet.
彼女と結婚する気になれた? – まだ分からないよ。
まとめ
“I don’t know”と “I’m not sure”のそれぞれのニュアンスの違いは理解できましたでしょうか?
はっきりと「知りません」と答える場合は“I don’t know”を使い、「分かりません」と伝えたい場合は”I’m not sure”を使います。
普段の会話で何か聞かれた時に、全く何も思い当たらないということはないと思うので、何かしら思いつくのであれば”I’m not sure but ”「分からないけど」と切り出して自分の考えを伝えた方が好印象だと思います。
“I don’t know”の方が簡単で言いやすいかもしれませんが、“I’m not sure”を使って会話を広げてみてくださいね。