“explain” と “describe”はどちらも「説明する」と訳せる動詞ですが、詳しく見ていくと別の意味を持つ単語であることが分かります。
explainとdescribeの違いを学ぶ前にチェックしたい重要ポイント
- explainは物事を「説明する」、「明らかかにする」場合に使う動詞です。
- describeは物事を「描写する」、「記述する」場合に使う動詞です。
上記の意味の違いを押さえながら、実際にどのように使われているのか、詳しい解説を例文と共に見ていきましょう。
最期に理解度チェックの問題もあるので試してみてくださいね。explainの意味や使い方
“explain”は物事を「説明する」、「明らかにする」場合に使われます。「相手にわかるように記述する」という意味を表すのに最も一般的な動詞です。
“explain”の単語の成り立ちを見ると「plain(平らな、明白な)」という意味の単語の前に「ex-」がついて動詞になっているため、物事を「平らで明白にする」という意味が元々の意味であると分かります。
そのため物事の原因や理由を説明したり、弁明したりという場面でよく使われる単語です。
「explain away」という句を作り「(誤りなどを)言い逃れる」とか「(疑惑・非難)を説明して取り除く」という意味で使うこともできます。
explainを使った例文
The professor explained the difficult sentence to us.
教授が僕らに難解な文章の解説をしてくれた。
Can you explain why you were late?
なぜ遅刻したのか理由を教えてもらえますか?
That explains her absence.
それで彼女の欠席の理由が納得できる。
He tried to make some excuses to explain away failure.
彼は失敗から言い逃れるために弁解しようと試みた。
describeの意味や使い方
“describe” は物事を「描写する」、「記述する」という意味を持つ動詞で、「説明する」というよりは「表現する」とか「伝える」というニュアンスがあります。
単語の成り立ちを見てみると「scribe(書く)」という単語の前に、「de-(下へ)」という語がついて、「書き留める」というのが本来の意味であると分かります。
また(人・物・事)を「~だと評する」という意味で使われる場合もあります。
describeを使った例文
This product is described in detail on our website.
この製品の詳細はウェブサイトで詳しく述べられています。
I cannot describe how grateful I am.
私がどれだけ感謝しているかを伝えきれません。
He describes he saw the boy running through the corridor.
彼はその少年が廊下走っているのを目撃したと供述している。
He describes himself as a math teacher
彼は数学教授であると自称している。
The novel can be described as excellent.
その小説は優れていると評価できる。
explainとdescribeの理解度チェック!
まとめ
“explain” と “describe”は似た意味を持ちますが、単語の成り立ちや意味を詳しく見ていくと別の訳ができることが分かります。
物事を論理的に、明白に分かりやすく「説明する」場合には“explain” を使い、 物事を単純に「述べる」だとか、言葉で「伝える」場合には“describe”を使います。
是非単語の意味の違いを意識して、自分の言いたいことをより相手に伝えられるように、単語の使い分けをしてみてくださいね。