電子辞書

遊びに行くだけの旅行とは違い、フィリピン留学には学習を成功させるための持ち物が必要です。
そこで今回は、必需品や、現地調達が困難な日用品のほか、フィリピン留学体験者が実際に持っていって、留学成功のカギとなった持ち物をご紹介します。

忘れたら怖い!必須アイテム編

まずは渡航に絶対必要なアイテムから。

パスポート /パスポートのコピー

フィリピン留学以外でも、海外へ行くときに絶対必要なものです。
有効期限に注意してください。滞在日数+6か月の有効期限が入国する際の条件です。
期待に胸を膨らませて空港に着いたのに、カバンに入っていない!なんて絶望しないように、必ず前日に確認しましょう。

往復のEチケット

Eチケットであれば、スマホを見せるだけで済みますが、念のため印刷したチケットを持っていきましょう。
また、滞在日数が31日以上の場合、1ヶ月以内に出国することを示す、捨てチケットが必要との情報もありますが、以下の航空会社を選ぶことで回避できます。
・大韓航空
・セブパシフィック航空
・フィリピン航空
・キャセイパシフィック航空
ただし、その場合でも、帰りのチケットを見せることは求められるため、用意していきましょう。

プリンターがないからEチケットを見せる、という方はくれぐれもスマホを忘れないよう注意してくださいね。

海外旅行保険付帯のクレジットカード

3ヶ月以内の滞在である場合、クレジットカードに付帯している海外旅行保険を利用する生徒がほとんどです。
ただし、保険が適応される条件は各カード会社によって異なるため、事前確認が必要です。
一番条件のゆるいカード会社でも、現地でそのカードを携帯していることが条件に含まれるため、必ず持っていってください。
仮に忘れても、現地の保険会社にいけば契約は可能ですが、かなり高額になります。

現金 またはデビットカード

現地での滞在費はだいたい、1週間に1~3万円程度だと思ってください。
日本の両替所でかえるペソは、1万円分くらいにしておきましょう。残りは現金で持ち込むか、デビットカードで現地のATMから引き落として使いましょう。

空港や学校で換金すると、かなり割高です。
比較的レートがいい換金所は、学校近くのモールにありますので、探してみてください。

あると安心な日用品編

日用品は現地調達できるものが多いですが、日本より価格が高いものや、緊急性の高いものは、バッグの中に入れておくと安心です。

パックごはんとカップラーメン

フィリピン滞在中、おそらく一番苦しむのがご飯のまずさです。
お米はつねにバサバサしていて、日本のようなもちもちのお米に出会えることはほぼないと思っていいです。

無性に白いご飯とおかずが恋しくなるときがあるので、7食程度持っていくといいでしょう。夜食を食べる習慣がある人は特に、カップラーメンが必須アイテムですね。

どちらも購入可能ではありますが、日本製にこだわると価格が高いのと、逆に海外製のものだと味がいまいち、という難点があります。
ちなみに、缶詰はわりと小さいスーパーでも購入できます。大手食品メーカーのものであれば、入手に困りません。

日焼け対策グッズ

フィリピンの紫外線は日本の4倍以上ともいわれます。
日中外を歩くのが危険なレベルです。肌をこんがり焼きたい人でも、日焼け止めをぬってちょうど、と感じるくらいでしょう。
日焼け止めは日本製より、海外製の方が紫外線防止効果は強く、SPF+100くらいまであるので、肌が強い人はそちらも試してみてはいかがでしょうか。
それ以外のサングラス、日傘などは、日本から持ち込んだ方が、必要なときにすぐ使えるので便利です。

常備薬

吐き気止め、便秘薬、ロキソニン、胃薬、この4種類があれば最強です。
現地でも購入はできますが、具合が悪いときに、薬局で慣れない英語で薬の効能を読むのはなかなか骨が折れます。
1週間分くらいは日本から持っていきましょう。体調はいつ崩すかわかりません。

水着

学校の仲間と休日に、アイランドホッピングに出かけることも多いでしょう。
平日水着を買いに行く暇がなかったり、リゾート地だと高額だったりするので、日本から持っていきましょう。

集中力をアップさせる勉強道具編

最後に、留学ならではといえる、学習に必要な道具をご紹介します。

電子辞書

単語の意味を調べるツールで、電子辞書に勝るものはありません。
確かに、スマホが一台ありさえすれば、なんでもできます。
しかし実は、単語検索という機能にフォーカスしてみると、とたんにスマホは不便な機械になるのです。
いちいちコードを打ち込む、または顔認証させる、辞書機能を立ち上げるなど、アルファベットを打ち込むまでに最低でも2ステップ必要になります。
Wi-fiが弱い学校であれば、なおのこと効率性が下がってしまう諸刃の剣です。

電子辞書はその点、開くだけですぐに検索でき、ネット環境も必要ありません。
単語検索にかける時間を、スマホで調べた場合と比べると、差は歴然です。

これは時間を確保するための投資だと考えてみてください。
メルカリだと安価なもので2000円程度から販売しています。

たった2000円で、単語の意味を調べるという膨大な時間コストを削れるのですから、英語学習においてこれほど頼りになるツールはありません。
ぜひ持っていくことをおすすめします。

日本語の参考書

指定のテキストを現地で支給する語学学校も多いと思いますが、文法書やTOEIC対策は日本から自分の参考書を持ち込むことをおすすめします。

一般英語コースを選択していたとしても、テキストが全て英語だと、くわしい品詞までも英語で書いてあり、読み進めるのにかなり時間がかかります。
Adverb, adjective, punctuality, など、なじみのない単語をいちいち意味を調べている間に、滞在期間が終わってしまいます。

授業でわからなかった文法は、日本語で理解するのが一番早いので、文法書や長文読解の解説書など、最低限の参考書は日本語のものを持っていきましょう。

ノートパソコン

持っていないという人も多いパソコンですが、フィリピン留学において、とても強い味方になります。

特に、仕事に活かせる英語を勉強したい社会人の方には、必須アイテムといっても過言ではありません。

なぜなら、仕事では英語を書くことよりも、タイピングする機会の方が多いからです。

単語を10回書いて覚える、というのは学生がテストを解くために行う勉強法であって、会社員には適しません。
英語タイピングに慣れていくためにも、パソコンは1台持っていた方がいいです。

また、英語で日記を書くといった自習方法を取り入れる場合にも、パソコンの使用をおすすめします。
タイピングする方が圧倒的に早いですし、レッスンで講師に添削してもらいやすいです。

ハイスペックなものは必要ありません。
最低4G程度の容量で、ワード機能が搭載されていれば十分使えるので、1台用意してみてはいかがでしょうか。

まとめ

フィリピンはマニラあるいはセブ島であれば、それなりに都市として栄えているので、日用品調達に困ることはありません。
そのうえで、緊急性の高そうなものや、現地調達したら高額なもの、学習の効率性をアップさせるものなど、留学という特殊なシーンにおいて必要な持ち物をご紹介してきました。
普段の海外旅行とは一味違ったフィリピン滞在を有益なものにするため、ご自身なりのアイテムを揃え、万全の体制でフィリピン留学に臨んでください。
なによりも、滞在中体調を崩さないように、気をつけて下さい。