過去進行形(was/were+-ing)
I was eating breakfast while my wife was washing dishes.
(妻が皿洗いをしている時、私は朝ご飯を食べていました。)
I was playing tennis around 8 p.m. yesterday.
(昨日の夜8時頃はテニスをしていたよ。)
現在進行形のコアイメージは、’~している途中です、最中です’というものでした。
I am eating breakfast.
(私は朝ご飯を食べているところです。)
下の図にあるように、基本的には現時点における一時的な動作や状態を表します。
過去進行形は、‘~している途中でした、最中でした’と過去のある時点における一時的な動作や状態を表します。
そのため現在進行形との一番大きな違いは、いつその動作が行われていたのかを具体的にする必要がある点です。
’when’, ’as’, ‘while’などの接続詞や具体的な時間を付け加えないと、聞き手はきっと (いつの話をしているんだろう…?) と、混乱してしまうことでしょう。
alwaysについて
①Ken always reads books.
(ケンはいつも本を読んでいる。)
②Ken is always reading books.
(ケンはいつも本を読んでばかりいる。)
③Ken always read books at that time.
(当時ケンはいつも本を読んでいた。)
④Ken was always reading books.
(ケンはいつも本を読んでばかりいた。)
以前取り上げた通り、現在形に’always’を付け足すことで習慣をより強調し、現在進行形に’always’を付け足すことで’いつも~ばかりしている’と動作の繰り返しを表すことができました。
過去形や過去進行形になっても基本的なニュアンスは変わらず、単に時間軸を動かしたイメージで使うことができます。
過去の習慣を強調する場合は③のように、過去の繰り返しの動作を表す時は④のように表現することが可能です。
繰り返しの動作を表すため、過去進行形でも具体的な時間設定を行う必要はありません。
ingをつけない動詞
現在進行形と同様で、原則的に気持ちや状態、感覚に関わる以下のような動詞に’-ing’はつけません。
like, want, need, believe, know, prefer, remember, hate, doubt
(気持ちや心に関わる)
hear, see, smell, taste
(感覚、知覚に関わる)
belong, consist, remain, contain, depend, own
(状態に関わる)
進行形のイメージがまだ固まっていないのであれば、現在進行形のに戻って再度復習をしてみましょう。
現在進行形の文法解説はこちら。
丁寧な依頼
過去進行形を用いることで丁寧に依頼をすることもできます。
ビジネスシーン等では少なからず用いる表現なので、フレーズとして丸暗記してしまっても良いでしょう。
I was wondering if you could help me.
(手伝ってもらえるとありがたいのですが…)
I was hoping you could email me if the schedule changes.
(もし予定が変更することがあれば、メールしていただけると助かるのですが…)
まとめ
- 過去進行形のコアイメージは「~の時、~している最中だった」。
- 過去進行形には、いつその動作を行っていたのか具体的な時間設定が必要です。
- ‘-ing’をつけるルールに例外は多いため、例文とセットで覚えよう。
人気!
おすすめの英語の文法書
英語の文法書がたくさんありすぎるので、どれを買えばいいか迷っている方はこの2冊のどちらかを買えばまず良いと思います。
英語がある程度理解できる人なら下記もおすすめです。