differの意味や解説
differの主な意味は、
- 違う/異なる
- (意見や感想が)合わない/一致しない
非常に似た単語に“vary”という単語がありますが、“vary”は種類や方法などが変化に富んでいて「多様化している」ときに使います。
一方で“differ”は2つの物が異なっているときに使うので、“vary“よりもはっきりと相違があるときに使います。
differの三人称単数形、現在分詞形、過去形、過去分詞の発音記号
differの三人称単数形・現在分詞形・過去形・過去分詞は以下になります。
形 | 変化 | 発音記号 |
---|---|---|
基本形 | differ | /ˈdɪfər/ |
三人称単数形 | differs | /ˈdɪfərz/ |
現在分詞形 | differing | /ˈdɪfərɪŋ/ |
過去形 | differed | /ˈdɪfərd/ |
過去分詞形 | differed | /ˈdɪfərd/ |
differの使い方やパターン
A differ(s) from B/A differ(s) with B
A differ(s) from B、もしくはA differ(s) with Bで「AはBと違う/ AはBと異なる/AとBは合わない/AとBは一致しない」という意味になります。
A differs from B to C
A differs from B to Cで、「Aに関しては、BとCで異なります」というように表現することもできます。
(例文1つ目を参考)
differを使った例文
違う/異なる
The lifestyle differs from low income family to high income family.
低収入の家族と高収入の家族では、ライフスタイルが異なります。
I was surprised because the movie differed from the original novel a lot.
私は映画が原作小説と大きく異なったことに驚きました。
The speed limit on high-way in Japan differs from my hometown, and I am trying to get used to it.
日本の高速道路の制限速度は、私の故郷と大きく異なり、慣れるのに苦労しています。
(意見や感想が)合わない/一致しない
Her opinion often differs with her mother.
彼女の意見は彼女の母親の意見と異なることが多いです。
She didn’t know what to do because her husband differed with her about how to spend the vacation.
彼女は旦那さんと休暇の過ごし方について意見が合わなかったので、どうすれば良いか分かりませんでした。
I beg to differ with you on the opinion.
あなたの考えには同意できません。
※“I beg to differ with ~“は、ビジネスシーンで使われる表現で、”I disagree with you“を、さらにフォーマルにした表現です。
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まとめ
動詞 differ は「違う/異なる」「(意見や感想が)合わない/一致しない」という意味で使われ、2つ以上の物事の間にある相違や不一致を表すときに用いられます。
- 違う/異なる
differ from を使って「AはBと異なる」と表現します。
例:This product differs from the old one.(この製品は古いものと異なります)。
また differ from A to B の形で「AとBでは違う」という幅を示すこともできます。 - 意見や感想が一致しない
differ with を使って「AとBの意見が合わない」という意味になります。
特にビジネスやフォーマルな場面では I beg to differ with you.(ご意見には賛同できません)と丁寧に反対意見を述べる表現として使われます。
ポイントは、differ が「はっきりと異なる」「一致しない」というニュアンスを持つことです。
似た単語 vary は「多様化している」や「変化している」ニュアンスですが、differ は「2つを比べた時に明確に違いがある」場合に使われます。