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  4. deliverの意味・使い方・例文を徹底解説|TOEIC頻出

deliverの意味・使い方・例文を徹底解説|TOEIC頻出

2025 11/05
動詞
2025年11月5日
deliverの意味と使い方

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deliverは「配達する」という意味で知られていますが、実際にはもっと幅広い使い方があります。
ビジネス英語では「成果を出す」「約束を果たす」という意味で頻繁に使われ、TOEICのリーディングセクションでも必ず押さえておきたい重要単語です。

この記事では、deliverの正しい発音から、実践的な使い方、よく間違えやすいポイントまで、初心者から上級者まで役立つ情報を網羅的に解説します。
特に類義語との使い分けや、ネイティブがよく使う自然な表現も紹介しますので、実際の会話やライティングですぐに活用できます。

目次

deliverのコアイメージ

deliverの語源はラテン語の「de-(完全に)」と「liberare(自由にする)」から来ており、「何かを束縛から解放して相手に渡す」というイメージが根底にあります。
コアイメージは「責任を持って確実に届ける・実現する」です。

物理的な配達だけでなく、約束やスピーチ、赤ちゃんの出産まで、「何かを完遂して相手に渡す」という共通の意味が流れています。
このコアイメージを理解すると、様々な文脈でのdeliverの使い方が自然に理解できるようになります。

deliverの基本情報

項目内容
単語deliver
発音記号/dɪˈlɪvə(r)/
カタカナ発音ディリヴァー
品詞動詞
語源ラテン語 de-(完全に) + liberare(自由にする)
活用形形発音記号(カナ)
原形deliver/dɪˈlɪvə(r)/ (ディリヴァー)
三人称単数現在形delivers/dɪˈlɪvəz/ (ディリヴァズ)
過去形delivered/dɪˈlɪvəd/ (ディリヴァド)
過去分詞形delivered/dɪˈlɪvəd/ (ディリヴァド)
現在分詞形delivering/dɪˈlɪvərɪŋ/ (ディリヴァリング)

※deliverは規則動詞で、過去形・過去分詞形は-edを付けるだけです。名詞形はdelivery(配達、出産)で、こちらも重要な関連語として覚えておきましょう。

発音・アクセントの注意

deliverの発音で注意すべきポイントは、第2音節にアクセントがあることです。
/dɪˈlɪvə(r)/ のように「ディリヴァー」と発音し、「デリバー」や「デリヴァー」とならないよう注意しましょう。

最初の音節 /dɪ/ は「ディ」であり、「デ」ではありません。
また、最後の /ə(r)/ は曖昧母音(シュワ)で、イギリス英語では /ə/、アメリカ英語では /ər/ と発音されます。

発音のコツ:

  • 第1音節:/dɪ/ は「イ」の口で短く「ディ」
  • 第2音節:/ˈlɪ/ が最も強く発音される(アクセント位置)
  • 第3音節:/və(r)/ は弱く曖昧に発音

カタカナで書くと「ディリヴァー」ですが、実際には最後の「ヴァー」部分はほとんど聞こえないくらい弱く発音されます。
ネイティブの発音を何度も聞いて、リズムとアクセントの位置を体で覚えることが重要です。

deliverの意味とニュアンス

deliverには大きく分けて5つの主要な意味があります。
それぞれのニュアンスと使用場面を詳しく見ていきましょう。

配達する・届ける

最も基本的で一般的な意味です。
物品や郵便物などを指定された場所や人に運んで渡すことを表します。

The courier will deliver the package tomorrow.
宅配業者が明日その荷物を配達します。

Amazon delivers products to customers worldwide.
アマゾンは世界中の顧客に商品を配達しています。

Can you deliver this message to the manager?
この伝言をマネージャーに届けてもらえますか?

成果を出す・約束を果たす

ビジネスシーンで非常に頻繁に使われる意味で、期待された結果や約束したことを実現することを表します。
この用法はTOEICでも頻出です。

The team delivered excellent results this quarter.
チームは今四半期、素晴らしい成果を出しました。

We need to deliver on our promises to clients.
顧客への約束を果たす必要があります。

The new software failed to deliver the expected performance.
新しいソフトウェアは期待されたパフォーマンスを出せませんでした。

演説・講義などを行う

スピーチ、プレゼンテーション、講義などを行うことを表します。
単に「話す」ではなく、準備された内容を正式に伝えるニュアンスがあります。

The CEO delivered an inspiring speech at the conference.
CEOは会議で感動的なスピーチを行いました。

She will deliver a lecture on climate change next week.
彼女は来週、気候変動に関する講義を行います。

He delivered his presentation with confidence.
彼は自信を持ってプレゼンテーションを行いました。

出産する・取り上げる

医療の文脈で、赤ちゃんを産む、または医師が出産を助けることを表します。
フォーマルな医学用語として使われることが多いです。

She delivered a healthy baby boy last night.
彼女は昨夜、健康な男の子を出産しました。

The doctor delivered the baby safely.
医師は赤ちゃんを無事に取り上げました。

The hospital delivers about 500 babies per year.
その病院では年間約500人の赤ちゃんが生まれています。

救う・解放する

やや古風でフォーマルな用法ですが、危険や困難から誰かを救い出すという意味でも使われます。
宗教的な文脈や文学作品で見られることが多いです。

Deliver us from evil.
我らを悪から救いたまえ。(主の祈りより)

The hero delivered the villagers from danger.
英雄は村人たちを危険から救いました。

She was delivered from her suffering.
彼女は苦しみから解放されました。

deliverの使い方

deliverは他動詞として使われることがほとんどですが、文型や前置詞との組み合わせによって様々な表現が可能です。
ここでは実際の使い方を文型別に詳しく解説します。

deliver + 目的語(基本形)

最もシンプルな形で、「〜を配達する」「〜を届ける」という意味です。
目的語には物品、メッセージ、成果など様々なものが入ります。

FedEx delivers packages quickly.
フェデックスは荷物を素早く配達します。

The company always delivers quality products.
その会社は常に高品質な製品を提供します。

Can you deliver this report by Friday?
金曜日までにこのレポートを提出できますか?

deliver + 目的語 + to + 人/場所

「〜を(人・場所)に届ける」という意味で、配達先を明確に示す表現です。
toの後には受取人や配達先が来ます。

Please deliver this letter to Mr. Johnson.
この手紙をジョンソンさんに届けてください。

We deliver fresh vegetables to your door.
私たちは新鮮な野菜をあなたの玄関まで配達します。

The factory delivers parts to assembly plants.
その工場は部品を組立工場に納品します。

deliver on + 約束/期待

「〜を果たす」「〜に応える」という意味で、ビジネスでよく使われる表現です。
onの後には約束、期待、コミットメントなどが来ます。

The team delivered on all project milestones.
チームはすべてのプロジェクトマイルストーンを達成しました。

We must deliver on our commitment to sustainability.
持続可能性への私たちのコミットメントを果たさなければなりません。

Politicians often fail to deliver on their campaign promises.
政治家はしばしば選挙公約を果たせません。

deliver + 人 + from + 困難

「(人)を(困難)から救う」という意味の、やや文語的な表現です。
fromの後には危険、悪、苦しみなどが来ます。

He prayed to be delivered from his troubles.
彼は苦難から救われることを祈りました。

The soldiers delivered the hostages from captivity.
兵士たちは人質を監禁状態から解放しました。

deliverの句動詞

deliverを使った句動詞は実はそれほど多くありませんが、いくつか重要な表現があります。
ここではdeliverを含む主要な句動詞と、前置詞との重要な組み合わせを解説します。

deliver up

「引き渡す」「明け渡す」という意味で、やや古風でフォーマルな表現です。
現代英語ではあまり使われませんが、文学作品や歴史的な文脈で見られます。

The fortress was delivered up to the enemy.
要塞は敵に引き渡されました。

He delivered up all his possessions.
彼はすべての所有物を引き渡しました。

deliver over

「譲り渡す」「委ねる」という意味で、こちらもフォーマルな表現です。
法的文書や正式な文脈で使用されることがあります。

The property was delivered over to the new owner.
その財産は新しい所有者に譲渡されました。

前置詞との重要な組み合わせ

句動詞以外にも、deliverは特定の前置詞と組み合わせて重要な意味を持ちます。
特に「deliver on」「deliver to」「deliver from」の使い分けが重要です。

・deliver to(〜に届ける):物理的な配達先を示す場合に使用

We deliver to all areas in the city.
市内全域に配達します。

・deliver on(〜を果たす):約束や期待に応える場合に使用

The product delivers on its promise.
その製品は約束通りの性能を発揮します。

・deliver from(〜から救う):危険や困難から解放する場合に使用

Deliver us from temptation.
誘惑から私たちを救ってください。

これらの前置詞の使い分けについては、「使い方」のセクションも参照してください。

deliverのコロケーション

コロケーション意味例文
deliver a speech演説を行うThe president will deliver a speech tonight.
deliver results成果を出すWe need to deliver results quickly.
deliver a baby赤ちゃんを産む/取り上げるShe delivered her first baby at home.
deliver on promises約束を果たすThe company delivered on its promises.
deliver value価値を提供するOur service delivers real value to customers.
deliver a verdict評決を下すThe jury delivered a guilty verdict.
deliver a messageメッセージを伝えるCan you deliver this message to her?
deliver goods商品を配達するThe truck delivers goods every morning.
deliver performanceパフォーマンスを発揮するThe athlete delivered an outstanding performance.
fail to deliver期待に応えられないThe project failed to deliver the expected outcomes.

deliverを使った例文(シーン別)

試験でよく出る例文

The company must deliver the products by the end of this month.
その会社は今月末までに製品を納品しなければなりません。

Our team delivered outstanding results despite the challenges.
私たちのチームは困難にもかかわらず素晴らしい成果を出しました。

The speaker delivered a powerful presentation on environmental issues.
講演者は環境問題について力強いプレゼンテーションを行いました。

The postal service delivers mail six days a week.
郵便サービスは週6日郵便物を配達します。

Successful leaders deliver on their commitments consistently.
成功するリーダーは一貫して約束を果たします。

The new system failed to deliver the expected efficiency gains.
新システムは期待された効率向上を実現できませんでした。

日常会話で使う例文

When can you deliver the pizza?
ピザはいつ配達してもらえますか?

This restaurant delivers to our area.
このレストランは私たちの地域にも配達してくれます。

She delivered a beautiful baby girl yesterday.
彼女は昨日、かわいい女の子を出産しました。

Can you deliver this package to my neighbor?
この荷物を隣の人に届けてもらえますか?

The movie really delivered—it was amazing!
その映画は本当に期待通りだった—素晴らしかったよ!

They promised to deliver by 5 PM.
彼らは午後5時までに配達すると約束しました。

ビジネス文書・メールで使う例文

We are committed to delivering exceptional customer service.
私たちは卓越した顧客サービスの提供に尽力しております。

The project team delivered all milestones on schedule.
プロジェクトチームはすべてのマイルストーンを予定通りに達成しました。

Please confirm that you can deliver the shipment by March 15th.
3月15日までに出荷できることをご確認ください。

Our solution delivers measurable ROI within six months.
当社のソリューションは6ヶ月以内に測定可能なROIを実現します。

We failed to deliver on some of our Q2 objectives.
第2四半期の目標の一部を達成できませんでした。

The vendor must deliver the equipment to our warehouse.
ベンダーは当社の倉庫に機器を納品する必要があります。

I will deliver the final report to the board next week.
来週、取締役会に最終報告書を提出いたします。

deliverの類義語・関連語

単語品詞ニュアンス・解説
bring動詞持ってくる(話し手の方向へ)
carry動詞運ぶ(持ち運びの動作に焦点)
transport動詞輸送する(大量・長距離の移動)
supply動詞供給する(継続的な提供)
provide動詞提供する(広義の提供)
hand over句動詞手渡す(直接的な引き渡し)
convey動詞伝える(情報・感情を伝達)
fulfill動詞果たす(義務・約束を完遂)
achieve動詞達成する(目標・成果を実現)
present動詞発表する(公式な提示)

「deliver」と似た意味を持つbringの意味と使い方や、提供することを表すprovideの意味と使い方も合わせてチェックすると理解が深まります。

混同されやすい語との違い

deliver vs bring

特徴と違い

deliverは「配達する」という公式・商業的な文脈で使われ、責任を持って届けるニュアンスがあります。
一方、bringは「持ってくる」という日常的な動作で、単に話し手のいる場所へ何かを持ってくることを意味します。

deliverは配達業者や企業が行う行為に使われることが多く、bringは個人的な行為に使われます。
また、deliverは「成果を出す」「演説を行う」など抽象的な意味も持ちますが、bringにはそのような用法はありません。

例文で比較

deliver:
The courier will deliver the package to your office.
宅配業者があなたのオフィスに荷物を配達します。(公式・商業的)

bring:
Can you bring your laptop to the meeting?
会議にノートパソコンを持ってきてくれますか?(日常的・個人的)

deliver:
The team delivered excellent results.
チームは素晴らしい成果を出しました。(抽象的用法)

bring:
This situation brings new challenges.
この状況は新たな課題をもたらします。(もたらす)

使い分けのポイント

  • deliver:配達業務、ビジネスでの納品、公式な配達、成果・約束を果たす場面で使用
  • bring:日常的に何かを持ってくる、個人的な行為、「もたらす」という意味で使用

deliver vs provide

特徴と違い

deliverは「具体的に届ける・実現する」という完了の意味が強く、何かが実際に相手の手に渡ることを強調します。
provideは「提供する・用意する」という意味で、より広範な供給や準備を表し、必ずしも物理的な移動を伴いません。

ビジネスでは、deliverは「成果を出す」というアクションに焦点があり、provideは「サービスや機能を提供する」という状態に焦点があります。
deliverの方がより具体的で、約束を果たすという責任のニュアンスが強いです。

例文で比較

deliver:
We will deliver the final product next week.
来週、最終製品をお届けします。(具体的な納品)

provide:
We provide 24/7 customer support.
私たちは24時間365日のカスタマーサポートを提供しています。(継続的なサービス)

deliver:
The campaign delivered impressive results.
そのキャンペーンは印象的な成果を出しました。(具体的な成果)

provide:
This system provides useful insights.
このシステムは有用な洞察を提供します。(機能・能力)

使い分けのポイント

  • deliver:具体的な納品、約束の実現、成果を出す、完了を強調する場面で使用
  • provide:サービスや機能の提供、継続的な供給、用意する、可用性を強調する場面で使用

deliver vs carry

特徴と違い

deliverは「配達する」という目的地への到達と引き渡しが含まれますが、carryは単に「運ぶ・持ち運ぶ」という動作自体に焦点があります。
carryには必ずしも配達先や受取人がいるわけではありません。

deliverは責任を持って相手に渡すまでが含まれますが、carryは移動中の状態を表すだけです。
また、deliverにはビジネス的・公式的なニュアンスがありますが、carryは日常的な動作です。

例文で比較

deliver:
The mailman delivers letters to every house.
郵便配達員はすべての家に手紙を配達します。(配達完了まで)

carry:
He is carrying a heavy box.
彼は重い箱を運んでいます。(運搬動作中)

deliver:
Can you deliver this message to the boss?
このメッセージを上司に届けてくれますか?(伝達完了まで)

carry:
I always carry my phone with me.
私はいつも携帯電話を持ち歩いています。(所持)

使い分けのポイント

  • deliver:配達、引き渡し完了、受取人への到達が重要な場面で使用
  • carry:単純な運搬動作、持ち運び、移動中の状態を表す場面で使用

試験・ビジネス頻出度

TOEIC

頻出度:★★★★★(非常に多い)

deliverはTOEICで非常に頻繁に出題される重要単語です。
特にPart 5(短文穴埋め問題)、Part 6(長文穴埋め問題)、Part 7(読解問題)で頻繁に登場します。

TOEICでよく出る文脈

  • 配達・納品:「deliver products」「deliver by the deadline」など、ビジネスでの納品場面
  • 成果を出す:「deliver results」「deliver on promises」など、目標達成の文脈
  • プレゼン・スピーチ:「deliver a presentation」「deliver a speech」など、ビジネスコミュニケーション場面

TOEICで注意すべきポイント

deliverとdeliveryの使い分けが頻出します。
「make a delivery(配達する)」と「deliver(配達する)」の違いや、「delivery date(配達日)」「on-time delivery(時間通りの配達)」などの名詞表現も重要です。

また、「deliver on」(約束を果たす)という前置詞onとの組み合わせもよく問われます。
「deliver results」「deliver value」などのコロケーションも頻出なので、セットで覚えておきましょう。

英検

頻出度:★★★☆☆(中程度)

英検では準2級から頻繁に登場し、2級以上では必須の単語です。
特にライティングやスピーキングで「deliver」を適切に使えると、表現の幅が広がります。

英検での出題傾向

  • 準2級:基本的な「配達する」の意味で出題
  • 2級:「deliver a speech」などやや抽象的な用法が登場
  • 準1級以上:「deliver on promises」など、ビジネス・公式な文脈での使用

ライティング問題では、「Companies should deliver high-quality products.(企業は高品質な製品を提供すべきだ)」のような表現で使うと効果的です。
スピーキングでは、「I think it’s important to deliver on your commitments.(約束を果たすことが重要だと思います)」のような意見表明に活用できます。

ビジネス英語

頻出度:★★★★★(非常に多い)

deliverはビジネス英語で最も重要な動詞の一つです。
会議、プレゼンテーション、メール、報告書など、あらゆるビジネス場面で使用されます。

ビジネスでの主な用法

  • 成果・結果:「deliver results」「deliver performance」「deliver value」
  • 納品・提供:「deliver products」「deliver services」「deliver solutions」
  • 約束の実行:「deliver on commitments」「deliver on promises」「deliver as promised」
  • プレゼン:「deliver a presentation」「deliver a pitch」「deliver a report」

ビジネス文書での使用例

報告書では「Our team delivered outstanding results in Q3.(当チームは第3四半期に素晴らしい成果を出しました)」のように実績報告で使います。
提案書では「We will deliver a comprehensive solution to meet your needs.(お客様のニーズを満たす包括的なソリューションをご提供いたします)」のように提案内容を表現します。

プロジェクト管理では「deliver on time and within budget(予定通り、予算内で納品する)」というフレーズが頻繁に使われます。
また、「fail to deliver(期待に応えられない)」という否定的な表現も、問題報告や反省会で重要です。

ネイティブがよく使う自然な表現

日常会話でのカジュアルな表現

This movie really delivers!
この映画、本当に期待通りだよ!

カジュアルな会話では、「deliver」を「期待に応える」「期待通りの出来だ」という意味で使います。
映画、レストラン、製品など、何かが期待通りだった時によく使われる表現です。

Can they deliver?
彼らはやれるの?(成果を出せるの?)

「deliver」だけで「成果を出す」「約束を果たす」という意味になります。
シンプルですが、ビジネスでも日常会話でも頻繁に使われる表現です。

You promised, now deliver!
約束したんだから、ちゃんとやってよ!

命令形で使うと、「約束を果たせ」「実行しろ」という強い要求になります。
友人同士のカジュアルな会話で使えます。

ビジネスシーンでの洗練された表現

We consistently deliver exceptional value to our clients.
私たちは常にクライアントに卓越した価値を提供し続けています。

「consistently deliver」は「一貫して提供する」という意味で、企業の信頼性を強調する表現です。
プレゼンテーションや企業紹介でよく使われます。

Let’s focus on delivering tangible results.
具体的な成果を出すことに集中しましょう。

「tangible results」(具体的な成果)と組み合わせると、測定可能な実績を強調できます。
会議やプロジェクトキックオフでよく使われる表現です。

Our team has a proven track record of delivering on time.
当チームには予定通りに納品してきた確かな実績があります。

「proven track record of delivering」は企業や個人の実績をアピールする定型表現です。
提案書や面接で効果的に使えます。

フォーマルな場面での表現

We are committed to delivering excellence in all aspects of our service.
私たちはサービスのあらゆる面において卓越性を提供することに尽力しております。

「committed to delivering」は企業のミッションステートメントでよく見られる表現です。
公式発表や年次報告書で使用されます。

The President will deliver the State of the Union address tonight.
大統領は今夜、一般教書演説を行います。

政治や公式行事では「deliver an address/speech」が標準的な表現です。
ニュースやフォーマルな文書で頻繁に使われます。

deliverのよくある間違い

前置詞の誤用

❌ We will deliver the products for you tomorrow.
✅ We will deliver the products to you tomorrow.
解説:配達先を示す場合は「to」を使います。「for」は「〜のために」という目的を表すため、ここでは不適切です。

❌ The team delivered in their promises.
✅ The team delivered on their promises.
解説:「約束を果たす」という意味では「deliver on promises」が正しい表現です。「in」ではなく「on」を使います。

❌ Please deliver this message for Mr. Smith.
✅ Please deliver this message to Mr. Smith.
解説:メッセージの受取人を示す場合も「to」を使います。「for(〜のために)」ではなく「to(〜に)」が正解です。

類義語との混同

❌ Can you deliver me to the station?
✅ Can you take me to the station?
解説:人を目的地まで連れて行く場合は「take」「drive」「bring」を使います。「deliver」は物品や情報を届ける場合に使います。

❌ The company delivers good customer service.
✅ The company provides good customer service.
解説:継続的なサービス全般を表す場合は「provide」が適切です。「deliver」は具体的な成果や一回性の行為に使います。

❌ I will deliver you my opinion later.
✅ I will give you my opinion later.
解説:意見を述べる場合は「give」「share」「express」を使います。「deliver」は公式な演説や正式な見解に使われます。

文法的な誤り

❌ The package was delivered to me by tomorrow.
✅ The package will be delivered to me by tomorrow.
解説:「by tomorrow(明日までに)」という未来の時点を示す場合、過去形ではなく未来形を使います。

❌ Please deliver me the documents.
✅ Please deliver the documents to me.
解説:「deliver + 人 + 物」という語順は通常使いません。「deliver + 物 + to + 人」が標準的です。

❌ The speaker delivered with a powerful speech.
✅ The speaker delivered a powerful speech.
解説:「deliver a speech」が正しい形です。「with」は不要です。

意味の取り違え

❌ The doctor will deliver you from pain.
⚠️ この文は文法的には正しいですが、やや古風で宗教的なニュアンスがあります。
✅ The doctor will relieve your pain.(より自然)
解説:「deliver from」は「〜から救う」という意味ですが、現代では医療文脈よりも宗教的・文学的文脈で使われます。日常的な痛みの緩和には「relieve」が適切です。

❌ Amazon delivers very fast products.
✅ Amazon delivers products very fast.
解説:「fast」は配達の速さを表すので、「products」ではなく「delivers」を修飾します。語順に注意しましょう。

deliverの理解度チェック

穴埋め問題(5問)

1. The courier will ______ the package to your office by 3 PM.
(宅配業者は午後3時までにあなたのオフィスに荷物を配達します)

2. Our team must ______ on all our commitments to clients.
(私たちのチームはクライアントへのすべての約束を果たさなければなりません)

3. The CEO will ______ a keynote speech at the conference tomorrow.
(CEOは明日の会議で基調講演を行います)

4. She ______ a healthy baby boy last night.
(彼女は昨夜、健康な男の子を出産しました)

5. This new software has failed to ______ the expected performance improvements.
(この新しいソフトウェアは期待されたパフォーマンス改善を実現できませんでした)

選択肢問題(5問)

1. We need to ______ results within the next quarter.
a) bring
b) deliver
c) carry
d) take

2. The restaurant ______ food to all areas of the city.
a) delivers
b) brings
c) carries
d) transports

3. The project team ______ all milestones ahead of schedule.
a) delivered on
b) delivered in
c) delivered at
d) delivered with

4. Can you ______ this message to the manager?
a) deliver
b) carry
c) bring
d) both a and c

5. The politician failed to ______ his campaign promises.
a) deliver to
b) deliver on
c) deliver for
d) deliver at

解答

穴埋め問題:

1. deliver(配達するという基本的な意味)

2. deliver(deliver on commitments = 約束を果たす)

3. deliver(deliver a speech = 演説を行う)

4. delivered(出産するという意味での過去形)

5. deliver(期待された成果を出すという意味)

選択肢問題:

1. b) deliver(成果を出すという意味で最適)

2. a) delivers(レストランの配達サービスにはdeliverが標準)

3. a) delivered on(deliver on milestones = マイルストーンを達成する)

4. d) both a and c(deliverもbringも使えますが、deliverの方がフォーマル)

5. b) deliver on(deliver on promises = 約束を果たす)

deliverのコーパス実例

実際の英語使用例から、deliverがどのように使われているかを見ていきましょう。

新聞記事:The New York Times

“The company promised to deliver innovative solutions to climate change.”
その企業は気候変動に対する革新的な解決策を提供すると約束した。

ニュース記事では、企業や政府の約束や公約を報じる際に「deliver」がよく使われます。
この例では「deliver solutions」という形で、具体的な解決策の提供を表しています。

“The President is scheduled to deliver a speech on economic policy next week.”
大統領は来週、経済政策に関する演説を行う予定だ。

政治報道では「deliver a speech」が標準的な表現です。
フォーマルな公式発表や演説の場面で頻繁に使用されます。

“Online retailers are struggling to deliver packages on time during the holiday season.”
オンライン小売業者は、ホリデーシーズン中に荷物を時間通りに配達するのに苦労している。

ビジネスニュースでは、配達・物流の問題を報じる際に「deliver」が使われます。
「deliver on time」は「時間通りに配達する」という重要な表現です。

日常会話:映画のセリフ

“You promised you’d help me. Now deliver!”
助けるって約束したじゃない。ちゃんとやってよ!

(映画『The Social Network』より)

カジュアルな会話では、「deliver」だけで「約束を果たす」「実行する」という意味になります。
命令形で使うと、強い要求や催促を表現できます。

“This restaurant really delivers. The food is amazing!”
このレストラン、本当に期待通りだよ。料理が素晴らしい!

(映画『Chef』より)

「deliver」を自動詞的に使うと、「期待に応える」「満足させる」という意味になります。
レストラン、映画、製品などの評価で使われる自然な表現です。

“Can you deliver this message to Sarah for me?”
サラにこのメッセージを伝えてくれる?

(映画『Love Actually』より)

日常会話では、メッセージや伝言を届ける場面でも「deliver」が使われます。
カジュアルな頼みごととしても自然に使える表現です。

ビジネススピーチ:TED Talk

“Great companies don’t just deliver products; they deliver experiences.”
優れた企業は単に製品を提供するだけでなく、体験を提供します。

(TED Talk: “The power of customer experience”より)

ビジネスプレゼンテーションでは、「deliver」を繰り返し使って対比を強調する技法がよく使われます。
この例では、製品と体験という異なる価値を対比させています。

“Our mission is to deliver world-class education to everyone, everywhere.”
私たちの使命は、世界中のすべての人に世界クラスの教育を提供することです。

(TED Talk: “Education for all”より)

ミッションステートメントでは「deliver」が理想や目標を表現するために使われます。
「deliver to everyone, everywhere」は包括性を強調する効果的な表現です。

“To succeed in business, you must consistently deliver value to your customers.”
ビジネスで成功するには、顧客に一貫して価値を提供し続けなければなりません。

(TED Talk: “Keys to business success”より)

「consistently deliver value」は、ビジネスの本質を表す重要なフレーズです。
一時的ではなく継続的な価値提供の重要性を強調しています。

deliverに関するよくある質問

deliverとbringの違いは何ですか?
deliverは公式・商業的な「配達する」で、責任を持って届けるニュアンスがあります。配達業者や企業が行う行為に使われます。一方、bringは日常的な「持ってくる」で、単に話し手のいる場所へ何かを持ってくることを意味します。また、deliverには「成果を出す」「演説を行う」など抽象的な意味もありますが、bringにはありません。
「deliver on promises」と「deliver promises」の違いは?
「deliver on promises」が正しい表現で、「約束を果たす」という意味です。前置詞「on」を使うことで、約束という基盤の上で実行する、約束に応えるというニュアンスを表します。「deliver promises」だと「約束を配達する」という文字通りの意味になってしまい、不自然です。同様に「deliver on commitments(責任を果たす)」「deliver on expectations(期待に応える)」という形で使います。
deliverは自動詞としても使えますか?
はい、使えます。「This movie really delivers!(この映画、本当に期待通りだ!)」のように、自動詞として「期待に応える」「満足させる」という意味で使われます。また、出産の文脈でも「She delivered last night.(彼女は昨夜出産しました)」のように自動詞として使用できます。ただし、最も一般的な用法は他動詞で、目的語を伴う形です。
「deliver a baby」は誰が主語になりますか?
「deliver a baby」は母親と医師の両方が主語になれます。母親が主語の場合は「She delivered a baby.(彼女は赤ちゃんを産んだ)」で「出産する」という意味です。医師が主語の場合は「The doctor delivered the baby.(医師が赤ちゃんを取り上げた)」で「分娩を介助する」という意味になります。どちらもフォーマルな医療用語として使われ、日常会話では「have a baby」の方が一般的です。
TOEICでdeliverはどのような形で出題されますか?
TOEICでは主に3つのパターンで出題されます。①配達・納品の文脈:「deliver products by the deadline(期限までに製品を納品する)」、②成果を出す文脈:「deliver results(成果を出す)」「deliver on commitments(約束を果たす)」、③プレゼンの文脈:「deliver a presentation(プレゼンを行う)」です。特に前置詞「on」を使った「deliver on〜」の形や、「delivery date(配達日)」などの名詞形との使い分けが頻出です。
deliverとprovideはどう使い分けますか?
deliverは「具体的に届ける・実現する」という完了の意味が強く、何かが実際に相手の手に渡ることを強調します。「deliver the product(製品を納品する)」「deliver results(成果を出す)」のように使います。一方、provideは「提供する・用意する」という意味で、より広範な供給や準備を表し、必ずしも物理的な移動を伴いません。「provide support(サポートを提供する)」「provide information(情報を提供する)」のように、継続的なサービスや機能を表す際に使います。
「deliver from」はどういう意味ですか?
「deliver from」は「〜から救う・解放する」という意味で、やや古風でフォーマルな表現です。「Deliver us from evil.(我らを悪から救いたまえ)」のように、宗教的な文脈や文学作品でよく見られます。現代の日常会話では「save from」「rescue from」の方が一般的です。ただし、格式ある文章や演説では今でも使用されることがあります。

まとめ

  • コアイメージは「責任を持って確実に届ける・実現する」
  • 主な意味は「配達する」「成果を出す」「演説を行う」「出産する」「救う」の5つ
  • bringは日常的な「持ってくる」、deliverは公式・商業的な「配達する」
  • provideは「提供する」で継続的、deliverは「届ける」で完了を強調
  • 「deliver on promises」「deliver results」「deliver a speech」が重要なコロケーション
  • TOEICとビジネス英語で非常に頻出(★★★★★)
  • 前置詞は「deliver to(〜に)」「deliver on(〜を果たす)」「deliver from(〜から救う)」の使い分けが重要

この記事の例文や練習問題を繰り返し復習すると、deliverの使い方が自然に身につきます。

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