フィリピン

「フィリピン留学って、実質いくらかかるの?」
「2ヶ月行く場合の費用の総額を知りたい。」
この記事は、そんなお悩みに応えるためのものです。
筆者が実際に、フィリピンへ留学した際の領収書をもとに、2ヶ月全体を通してかかった費用を公開します。

選んだ学校・プラン

  • 選んだ学校:セブ島中心部、ITパークから近い学校
  • 校風:スパルタ
  • プラン:ワーキングホリデー準備プラン
  • 日数:10週間(2ヶ月+2週間)

ワーキングホリデー準備プランは、無料で選べました。
普通プランとの違いは、渡航先の国に合わせたアドバイスや、履歴書の添削をしてもらえる、といったものでした。

留学費用合計

先に結論から申し上げます。
かかった費用は合計、63万1900円でした!(概算)
高いと感じるか、安いと感じるかは個人差はあるでしょう。
内訳をご説明します。

渡航前の費用内訳

授業料、入学金

授業料:\374,500(3人部屋 / 食事3食・洗濯・掃除はお任せ / 学校寮)
入学金:¥20,000

寮は、学校と一体になっているタイプで、女性の最大シェア人数は3名だったので、それを選びました。男性だと、6人で泊まるドミトリータイプのお部屋が一番安く、窓がない部屋などもありました。
料金には、水道・光熱費や、平日3食の食事・週2回の洗濯と掃除が含まれています。トレーニングジムや、プールが敷地内にある学校もあると聞きましたが、私は日本でも使用する機会はなかったので、無視しました。

ちなみに、1人部屋も見積りを取っていましたが、滞在費だけで50万円程度かかると聞き、諦めました。自分の生活環境に、必須のものはなにか考えたうえで選ぶ基準を見定めてください。

テキスト代

テキスト代:約\20,000
私の学校では、日本のTOEIC対策のテキストや、文法の参考書をもとに授業が進められました。そのため、渡航前に大量にテキストが必要でした。
最新版のTOEIC公式問題集以外は、全てBook-offやメルカリで購入したので、わりと安く抑えられたと思います。

航空費

航空費:¥55,400
キャセイパシフィック航空で、香港でのトランジットを含む往復チケットを購入しました。
直行便のフィリピン航空だと、フライト時間は2時間ですみますが、プラス2万円ほど高かったので、節約しました。
ハイシーズンにFSAを選ぶと、10万円を超えることもあるとか。航空費を抑えたい人は、お盆やゴールデンウイークの繁忙期を避ける方て、LCCを選ぶのがベターです。

準備品

日用品:約\45,000
フィリピン直後に予定していたワーキングホリデー用も兼ねて、100Lのスーツケースを購入したので、こちらは3.3万円と少し高額になりました。
ただ持ち込むテキストが重かったので、作りがしっかりしたものを買っていてよかったです。テキストをPDFでダウンロードして持ち込むという手もありましたが、書き込みができなかったり、いちいち探す手間があるので、あまりおすすめしません。
そのほか、シャンプーなどの日用品と、腰が痛くなったときに備えて、ポケットタイプの低周波治療器を買いました。これには非常に助けられました。
フィリピン留学中は、座り時間が多いです。普段から整体に行かれる方は、1万円程度で買えるるので、持ち込みを検討してみてください。

滞在中の費用内訳

ビザ関係

SSP発行費:6,000ペソ(2021年10月のレートでは約\12,000)
SSP(Special Study Permit)とは、パスポートのみで入国した外国人が、フィリピン国内で就学するために必要な許可証です。どんなに滞在期間が短くても発行する必要があります。

学校でパスポートとお金を預けると代行してくれるので、自分でやることはありません。
6か月以下の滞在の場合は、一度で済みますが、一年以上いる場合は、最低2回は更新が必要になります。

生活雑費

トイレットペーパーなどの衛生用品:\5,000
フィリピンのトイレには、レストランでもトイレットペーパーがないことが多いです。
入学時に1ロールだけ渡されますが、あとは自前で用意する必要があります。トイレットペーパーの他、ノートや電子辞書の電池など、消耗品が切れた際の出費は避けられません。
ただフィリピンは物価が安いので、頭を悩ますほどではありません。

娯楽費

飲み会やアイランドホッピングなど:約\120,000
セブ島やマニラなど、比較的娯楽が多い都市で留学するなら、ある程度まとまった娯楽費を確保しておくといいでしょう。

毎週金曜日の夜は、出かける人が圧倒的に多数派で、お酒が好きなので私も飲みに出ていました。フィリピンは物価が安いので、どれだけ飲み食いしても、3000円程度に抑えられます。
また、平日でも、学校の食事に飽きてしまったとき、週に1度くらい外食するときはありました。ただしラーメンだけは、残念ながら、日本とほぼ同じ値段です。

他にも、アイランドホッピングや、モールで買い物をしたり、卓球場で遊んだりもして、それなりに娯楽は楽しんだので、平均して1週間1万円以上使ってたという計算でした。

まとめ

今回は、実際の領収書をもとに、約2ヶ月でかかったフィリピン留学費用の概算を公開しました。

部屋は複数人でシェアするタイプを選んだり、ハイシーズンをずらして留学時期を選んだりすると、費用をなるべく抑えて留学することは可能です。

娯楽費などもあくまで参考程度に、自分がどの程度留学に予算を準備できるかを計算してみてください。