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  4. ariseとrise・raiseの違いは?意味や使い方を例文で徹底解説

ariseとrise・raiseの違いは?意味や使い方を例文で徹底解説

2025 11/20
動詞
2025年11月20日
ariseの意味と使い方

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ariseは「生じる」「起こる」という意味を持つ自動詞です。
問題、疑問、状況などが自然に発生することを表す際に使われ、ビジネスや学術的な文脈で非常に重要な動詞です。

この記事では、ariseの正確な意味と使い方、よく混同されるriseやraiseとの違い、不規則活用パターン、TOEICや英検で頻出する表現を、豊富な例文とともに徹底解説します。
前置詞fromやout ofの使い分けも詳しく説明しますので、最後まで読めばariseを自信を持って使えるようになります。

目次

ariseのコアイメージ

ariseの語源は古英語の「ārīsan」で、「上に(a-)立ち上がる(rise)」という意味から来ています。
コアイメージは「自然に発生する・湧き上がる」です。

単に起こるのではなく、何かの原因や状況から自然に生じてくるというニュアンスを持ちます。
問題、疑問、機会、状況などが、ある文脈や条件から浮かび上がってくるイメージです。

riseが物理的な上昇を表すのに対し、ariseはより抽象的な「発生」や「出現」を表します。
「煙が立ち上る」のようにriseを使える場合もありますが、「問題が生じる」にはariseが適切です。

ariseの基本情報

項目内容
単語arise
発音記号/əˈraɪz/(アライズ)
品詞動詞(自動詞)
語源古英語ārīsan(a-: 上に + rīsan: 立ち上がる)
活用形形発音記号(カナ)
原形arise/əˈraɪz/(アライズ)
三人称単数現在形arises/əˈraɪzɪz/(アライジズ)
過去形arose/əˈroʊz/(アローズ)
過去分詞形arisen/əˈrɪzən/(アリズン)
現在分詞形arising/əˈraɪzɪŋ/(アライジング)

※ariseは不規則動詞で、活用は「arise-arose-arisen」となります。
riseの活用「rise-rose-risen」と似ていますが、意味は異なるため注意が必要です。ariseは自動詞のみで、目的語を取りません。

発音・アクセントの注意

ariseの発音は /əˈraɪz/ で、アクセントは第2音節の「raiz」に置かれます。
「ア↓ライズ↑」というリズムで発音します。

アクセント位置:a-RISE
第2音節にアクセントを置くことで、ネイティブらしい発音になります。

第1音節の「a」は弱く /ə/(曖昧母音)と発音されます。
第2音節の「rise」は /raɪz/ と強く発音し、二重母音 /aɪ/ に注意が必要です。

過去形aroseは /əˈroʊz/ と発音し、二重母音 /oʊ/ になります。
過去分詞arisenは /əˈrɪzən/ で、母音が /ɪ/ に変わるため注意しましょう。

riseとariseは発音パターンが似ていますが、ariseの方が1音節多くなります。
rise /raɪz/ は1音節、arise /əˈraɪz/ は2音節です。

ariseの意味とニュアンス

ariseには大きく分けて3つの主要な意味があります。
それぞれの意味とニュアンスを詳しく見ていきましょう。

(問題・状況が)生じる・起こる

最も基本的で頻出する意味で、問題、疑問、状況などが発生することを表します。
ビジネスや学術的な文脈で非常によく使われます。

A problem arose during the meeting.
会議中に問題が生じた。

Several questions arose after the presentation.
プレゼンテーションの後にいくつかの質問が出た。

Difficulties may arise when implementing the new system.
新しいシステムを導入する際に困難が生じるかもしれない。

Conflicts often arise from misunderstandings.
対立は誤解から生じることが多い。

(機会・必要性が)生まれる・現れる

機会や必要性が自然に生まれることを表します。
ポジティブな文脈でも使える表現です。

New opportunities arise every day in this field.
この分野では毎日新しい機会が生まれる。

The need for change arose gradually.
変化の必要性が徐々に現れた。

If any issues arise, please contact me immediately.
何か問題が生じたら、すぐに連絡してください。

A situation arose that required immediate attention.
即座の対応を必要とする状況が生じた。

(古語・文語)起き上がる・立ち上がる

文学作品や古い表現で、物理的に起き上がることを表します。
現代英語では稀ですが、格調高い文章で見られます。

The king arose from his throne.
王は玉座から立ち上がった。

He arose early in the morning.
彼は朝早く起きた。

※現代英語では「get up」や「stand up」を使うのが一般的です。

ariseの使い方

ariseの使い方には、いくつかの典型的な構文パターンがあります。
自動詞のため、目的語を取らないことが重要です。

arise(単独で「生じる」)

最もシンプルな形で、主語となる問題や状況が生じることを表します。
前置詞なしで使える基本構文です。

Problems arise unexpectedly.
問題は予期せず生じる。

Questions arose during the discussion.
議論中に質問が出た。

Complications may arise.
合併症が生じる可能性がある。

New challenges constantly arise in business.
ビジネスでは常に新しい課題が生じる。

arise from A(Aから生じる)

最も頻出する構文で、「何かが原因となって生じる」という因果関係を示します。
fromの後には原因や理由が来ます。

The problem arose from a lack of communication.
その問題はコミュニケーション不足から生じた。

Misunderstandings often arise from cultural differences.
誤解は文化的な違いから生じることが多い。

This situation arose from unexpected circumstances.
この状況は予期せぬ事態から生じた。

Disputes arose from disagreements over the contract.
契約に関する意見の相違から紛争が生じた。

arise out of A(Aから発生する)

「from」と似た意味ですが、より直接的な発生源を示します。
法律文書やフォーマルな文脈で好まれる表現です。

Legal issues arose out of the merger.
合併から法的問題が発生した。

The conflict arose out of a territorial dispute.
その紛争は領土問題から発生した。

Complications arose out of the initial error.
最初のエラーから合併症が発生した。

if/when/should + arise(条件節での使用)

条件文や時を表す節で頻繁に使われるパターンです。
「もし〜が生じたら」という仮定を表します。

If any problems arise, please let me know.
何か問題が生じたら、お知らせください。

When the need arises, we will take action.
必要が生じたら、私たちは行動します。

Should any questions arise, feel free to contact us.
何か質問が生じましたら、お気軽にお問い合わせください。

If such a situation arises, we have a contingency plan.
そのような状況が生じた場合、私たちには緊急時対応計画がある。

ariseの句動詞

ariseは基本的に単独で使われることが多く、典型的な句動詞(phrasal verb)の形はほとんどありません。
前置詞fromやout ofとの組み合わせは、句動詞というよりも構文パターンの一部です。

ariseの後によく続く前置詞は「from」と「out of」で、どちらも原因や発生源を示します。
これらは上記の「使い方」セクションで詳しく解説した通り、ariseの重要な構文パターンです。

前置詞fromとの組み合わせ:
「arise from」は最も一般的な組み合わせで、「〜から生じる」という因果関係を表します。
抽象的な原因(誤解、不足、違いなど)にも具体的な原因にも使えます。

前置詞out ofとの組み合わせ:
「arise out of」は「from」とほぼ同じ意味ですが、よりフォーマルな響きがあります。
法律文書やビジネス契約書でよく使われる表現です。

詳しい使い方と例文については、上記の「ariseの使い方」セクションを参照してください。

ariseのコロケーション

コロケーション意味例文
problems arise問題が生じるProblems arise when we lack planning.
questions arise質問が出るSeveral questions arose during the meeting.
issues arise問題が発生するIssues may arise during implementation.
difficulties arise困難が生じるDifficulties often arise in negotiations.
conflicts arise対立が生じるConflicts arise from misunderstandings.
opportunities arise機会が生まれるNew opportunities arise every day.
situations arise状況が生じるUnexpected situations may arise.
complications arise合併症が生じるComplications arose after surgery.
arise from〜から生じるThis arose from a misunderstanding.
arise out of〜から発生するThe dispute arose out of the contract.

ariseを使った例文(シーン別)

試験でよく出る例文

Problems may arise during the project.
プロジェクト中に問題が生じるかもしれない。

The conflict arose from a misunderstanding.
その対立は誤解から生じた。

If any questions arise, please contact us.
何か質問が生じましたら、ご連絡ください。

New opportunities arise in times of change.
変化の時代には新しい機会が生まれる。

Complications arose after the surgery.
手術後に合併症が生じた。

The issue arose out of a contractual dispute.
その問題は契約上の紛争から発生した。

日常会話で使う例文

Something came up. A problem arose at work.
何かあったんだ。職場で問題が起きてね。

If anything arises, just give me a call.
何かあったら、電話してよ。

The issue arose when we moved here.
ここに引っ越してから問題が起きたんだ。

Unexpected situations arise all the time.
予期しない状況はいつでも起こるものだよ。

That question arose during our discussion.
その質問は話し合いの中で出てきたんだ。

ビジネス文書・メールで使う例文

Should any issues arise, please notify the project manager immediately.
何か問題が生じましたら、直ちにプロジェクトマネージャーにお知らせください。

The delay arose from unforeseen circumstances.
遅延は予期せぬ事態から生じました。

We are prepared to address any challenges that may arise.
生じる可能性のあるいかなる課題にも対処する準備ができています。

Several concerns arose during the client meeting.
クライアントとの会議中にいくつかの懸念事項が生じました。

This situation arose from changes in market conditions.
この状況は市場環境の変化から生じました。

Please contact us if any questions arise regarding the proposal.
提案に関して何か質問が生じましたら、ご連絡ください。

ariseの類義語・関連語

単語品詞ニュアンス・解説
rise動詞上昇する(物理的・抽象的)
raise動詞上げる(他動詞・目的語が必要)
occur動詞起こる(より中立的)
happen動詞起こる(最も一般的)
emerge動詞現れる(徐々に出現)
appear動詞現れる(姿を見せる)
originate動詞由来する(起源を持つ)
stem from句動詞〜に由来する(原因を示す)

「arise」と似た意味を持つoccurの意味と使い方や、混同されやすいriseの意味と使い方も合わせてチェックすると理解が深まります。

混同されやすい語との違い

arise vs rise

特徴と違い

ariseとriseは非常に混同されやすい単語ですが、使用場面が異なります。

arise:
「生じる・起こる」という意味で、問題、疑問、状況などが発生することを表します。
抽象的な事柄の発生に使われ、ビジネスや学術的な文脈で頻出します。

rise:
「上昇する・立ち上がる」という意味で、物理的な上昇や数値の増加を表します。
太陽が昇る、価格が上がる、立ち上がるなど、より具体的な動きに使われます。

例文で比較

arise:

Problems arose during the negotiation.
交渉中に問題が生じた。

A question arose about the deadline.
締め切りについての質問が出た。

rise:

The sun rises in the east.
太陽は東から昇る。

Prices are rising rapidly.
価格が急速に上昇している。

使い分けのポイント

✅ 問題・疑問・状況の発生 → ariseを使用
✅ 物理的な上昇・数値の増加 → riseを使用
✅ 抽象的な発生 → ariseが適切
✅ 具体的な上昇 → riseが適切
✅ ビジネスの問題発生 → arise
✅ 温度・価格の上昇 → rise

arise vs raise

特徴と違い

arise:
「生じる」という自動詞で、目的語を取りません。
何かが自然に発生することを表します。

raise:
「上げる」という他動詞で、必ず目的語を必要とします。
誰かが意図的に何かを上げることを表します。

例文で比較

arise:

Issues may arise in the future.
将来問題が生じるかもしれない。

Conflicts arose from the decision.
その決定から対立が生じた。

raise:

Please raise your hand if you have questions.
質問がある方は手を挙げてください。

The company raised prices last month.
その会社は先月価格を引き上げた。

使い分けのポイント

✅ 自動詞(目的語なし) → ariseを使用
✅ 他動詞(目的語あり) → raiseを使用
✅ 自然な発生 → ariseが適切
✅ 意図的な行為 → raiseが適切
✅ 「問題が生じる」 → arise
✅ 「質問を投げかける」 → raise a question

arise vs occur

特徴と違い

arise:
「生じる」という意味で、何かが原因となって発生するニュアンスがあります。
よりフォーマルで、因果関係を意識させる表現です。

occur:
「起こる」という意味で、より中立的に出来事の発生を表します。
予定された出来事にも予期せぬ出来事にも使えます。

例文で比較

arise:

The problem arose from poor planning.
その問題は計画不足から生じた。

Difficulties arose when we started the project.
プロジェクトを始めたときに困難が生じた。

occur:

The accident occurred at 3 PM.
事故は午後3時に起こった。

The meeting will occur next Tuesday.
会議は来週火曜日に行われる。

使い分けのポイント

✅ 因果関係を強調 → ariseを使用
✅ 中立的な発生 → occurを使用
✅ 「〜から生じる」 → arise fromが自然
✅ 予定された出来事 → occurが一般的
✅ ビジネスの問題 → ariseの方がフォーマル
✅ 事故・事件 → occurが慣用的

試験・ビジネス頻出度

TOEIC

頻出度:★★★★☆(多い)

ariseはTOEICで頻繁に出題される重要単語です。
特にPart 5(短文穴埋め問題)、Part 6(長文穴埋め問題)、Part 7(読解問題)で頻出します。

TOEICでの出題パターン

1. ariseとriseとraiseの選択問題:
最も頻出するパターンで、3つの動詞の使い分けを問う問題です。
自動詞か他動詞か、抽象的か具体的かを判断する必要があります。

2. 不規則活用の問題:
arise-arose-arisenの活用形を問う問題も出題されます。
特に過去形aroseと過去分詞arisenの使い分けが重要です。

3. 前置詞fromとの組み合わせ:
「arise from」の構文が頻出し、前置詞の選択問題として出題されます。

4. ビジネス文脈での使用:
問題発生、状況変化、課題出現などのビジネスシーンで頻繁に登場します。

典型的な出題例:
If any problems ______ during the project, please notify the manager.
(A) arise
(B) rise
(C) raise
(D) arouse

正解:(A) arise
問題が「生じる」という自動詞の文脈でariseが適切です。

英検

頻出度:★★★☆☆(中程度)

ariseは英検2級〜準1級レベルで出題されます。
長文読解やライティングで使用する機会が多い重要語彙です。

英検での出題傾向

2級:
基本的な「問題が生じる」という文脈で登場します。
「arise from」の構文を理解していれば対応できます。

準1級:
より複雑な文脈で出題されます。
社会問題、国際関係、ビジネス課題などのトピックで重要な語彙となります。

1級:
抽象的で高度な文脈での使用が求められます。
「Conflicts arise from competing interests」のような複雑な因果関係を表現する際に使います。

ライティングでの活用:
エッセイで「Problems may arise if we do not address climate change」のように使うことで、論理的な文章を構成できます。

ビジネス英語

頻出度:★★★★★(非常に多い)

ariseはビジネス英語で非常に重要な動詞です。
問題管理、リスク分析、プロジェクト管理、会議、メールなど、あらゆるビジネスシーンで使用されます。

ビジネスでの主な使用場面

1. 問題管理・トラブルシューティング:
「Issues may arise」「Problems arose」など、問題発生を報告・予測する際の定番表現です。

2. プロジェクト管理:
「If complications arise」「Should challenges arise」など、リスク管理の文脈で頻出します。

3. 会議・ディスカッション:
「Questions arose during the meeting」のように、議論の中で出てきた疑問点を表現します。

4. ビジネスメール:
「Should any questions arise, please feel free to contact us」は顧客対応の定型表現です。

5. 契約書・法律文書:
「Disputes arising out of this agreement」のように、契約から生じる紛争を表す法律用語として使われます。

ネイティブがよく使う自然な表現

日常会話でのフレーズ

Something came up. An issue arose.
何かあってね。問題が起きたんだ。

→日常会話では「come up」の方が一般的ですが、ariseを使うとよりフォーマルな印象になります。
ビジネスパーソンが日常でも使うことがあります。

If anything arises, let me know.
何かあったら教えてね。

→「何か問題が起きたら連絡して」という意味で、友人やカジュアルな同僚との会話でも使えます。

That question arose naturally.
その質問は自然に出てきたんだ。

→議論や会話の流れの中で自然に疑問が生まれた状況を表現します。

ビジネス会話でのフレーズ

Should any issues arise, please notify us immediately.
何か問題が生じましたら、直ちにお知らせください。

→クライアントや取引先とのコミュニケーションで使われる丁寧な定型表現です。
「if」よりも「should」を使うことでよりフォーマルになります。

Several concerns arose during the audit.
監査中にいくつかの懸念事項が生じました。

→監査、レビュー、検査などの報告で使われる表現です。

Let me know when the need arises.
必要が生じたらお知らせください。

→柔軟な対応を示す際の表現で、「いつでも対応します」というニュアンスを伝えます。

フォーマルな場面での表現

Complications may arise from this decision.
この決定から複雑な問題が生じる可能性があります。

→重要な意思決定の場面で、リスクを指摘する際の表現です。

The conflict arose out of territorial disputes.
その紛争は領土問題から発生しました。

→国際関係や歴史的な文脈で、紛争の原因を説明する際に使われます。

Should circumstances arise that require our intervention, we will act decisively.
私たちの介入を必要とする状況が生じた場合、断固として行動します。

→公式声明や企業の方針発表で使われる格調高い表現です。

ariseのよくある間違い

riseやraiseとの混同

最も多い間違いは、arise、rise、raiseを混同することです。

❌ The price arose last month.
✅ The price rose last month.
解説:価格の上昇には「rise」を使います。
「arise」は抽象的な事柄の発生に使います。

❌ Please arise your hand if you have questions.
✅ Please raise your hand if you have questions.
解説:「手を上げる」は他動詞「raise」を使います。
「arise」は自動詞なので目的語を取れません。

❌ The sun arises at 6 AM.
✅ The sun rises at 6 AM.
解説:太陽が昇るのは物理的な上昇なので「rise」を使います。

目的語の誤用

ariseは自動詞なので、目的語を取ることができません。

❌ The manager arose the issue at the meeting.
✅ The manager raised the issue at the meeting.
解説:「問題を提起する」は他動詞「raise」を使います。
「arise」は目的語を取れない自動詞です。

❌ We need to arise awareness about this problem.
✅ We need to raise awareness about this problem.
解説:「意識を高める」は「raise awareness」という慣用表現です。

前置詞の誤用

ariseの後に続く前置詞の選択ミスも見られます。

❌ The problem arose because lack of communication.
✅ The problem arose from a lack of communication.
解説:原因を示す場合は「from」を使います。
「because」の後には節(主語+動詞)が必要です。

❌ Issues arose in the misunderstanding.
✅ Issues arose from the misunderstanding.
解説:原因を示す場合は「from」または「out of」を使います。
「in」は場所を示す前置詞です。

活用形の間違い

不規則動詞の活用を間違えるケースもよくあります。

❌ Problems have arised during the project.
✅ Problems have arisen during the project.
解説:過去分詞形は「arisen」です。
「arised」という規則変化はしません。

❌ The issue arised last week.
✅ The issue arose last week.
解説:過去形は「arose」です。
規則動詞のように「arised」とはなりません。

意味の取り違え

❌ I arose at 7 AM this morning.
✅ I got up at 7 AM this morning.
解説:現代英語では「起床する」に「arise」はほとんど使いません。
「get up」「wake up」を使うのが自然です。

❌ The building arose from the ground.
✅ The building rose from the ground.
解説:建物が物理的に建つ場合は「rise」を使います。
「arise」は抽象的な発生に使います。

ariseの理解度チェック

穴埋め問題(5問)

1. Several problems ______ during the implementation phase.
(実装段階でいくつかの問題が生じた)

2. The conflict ______ from a misunderstanding between the two teams.
(その対立は2つのチーム間の誤解から生じた)

3. If any questions ______, please feel free to contact us.
(何か質問が生じましたら、お気軽にお問い合わせください)

4. Unexpected challenges may ______ in the future.
(将来予期せぬ課題が生じるかもしれない)

5. New opportunities ______ from the changing market conditions.
(変化する市場環境から新しい機会が生まれた)

選択肢問題(5問)

1. Problems ______ when we started the new system.
(A) arise
(B) arose
(C) arised
(D) arisen

2. If any issues ______, please notify the manager.
(A) arise
(B) rise
(C) raise
(D) arouse

3. The dispute ______ out of a contractual disagreement.
(A) arose
(B) rose
(C) raised
(D) aroused

4. The price has ______ by 20% this year.
(A) arisen
(B) risen
(C) raised
(D) arose

5. Complications may ______ during the procedure.
(A) arise
(B) rise
(C) raise
(D) arouse

解答

穴埋め問題:

1. arose(過去形で問題が生じたことを表現)

2. arose(過去形で「〜から生じた」という因果関係を示す)

3. arise(条件節で原形を使用)

4. arise(助動詞mayの後なので原形)

5. arose(過去形で機会が生まれたことを表現)

選択肢問題:

1. (B) arose(過去の出来事なので過去形が必要)

2. (A) arise(条件節で原形を使用、問題が生じるという抽象的発生)

3. (A) arose(過去形、「arise out of」で原因を示す)

4. (B) risen(価格の上昇なのでrise、現在完了なので過去分詞risen)

5. (A) arise(助動詞mayの後なので原形、合併症が生じる)

ariseのコーパス実例

実際の英語使用例から、ariseがどのように使われているかを見ていきましょう。

新聞記事:The New York Times

Tensions arose between the two nations over territorial claims in the disputed region.
係争地域における領有権主張をめぐって、両国間に緊張が生じた。

→国際関係や政治の記事で、ariseは緊張や対立の発生を表現する際に使われます。
この例では、特定の原因(領有権問題)から緊張が生じたことを示しています。

New challenges arise as cities grapple with climate change and rapid urbanization.
都市が気候変動と急速な都市化に取り組む中で、新たな課題が生じている。

→社会問題や環境問題の記事では、ariseが新しい課題の出現を表現するために頻繁に使用されます。

日常会話:映画のセリフ

“Problems will arise, but we’ll deal with them as they come.”
「問題は起きるだろうが、その都度対処していこう」
(映画『Apollo 13』より)

→危機的状況で、問題発生を予測しつつ前向きに対処する姿勢を示す際にariseが使われます。
この例では、宇宙飛行士が困難な状況に立ち向かう決意を表現しています。

“Opportunities arise when you least expect them.”
「機会は最も予期しない時に訪れる」
(映画『The Pursuit of Happyness』より)

→人生の教訓を語る際、ariseは機会の自然な出現を表現するために使われます。

ビジネススピーチ:TED Talk

“Innovation arises from the intersection of different disciplines and perspectives.”
「イノベーションは、異なる分野と視点の交差点から生まれます」
(Tim Brown, IDEOのCEOのTED Talkより)

→TED Talkなどのプレゼンテーションでは、ariseがアイデアやイノベーションの発生を表現する重要な語彙です。
この例では、創造性の源泉について論じています。

“The greatest opportunities for growth arise during times of crisis and uncertainty.”
「成長の最大の機会は、危機と不確実性の時代に生まれます」
(ビジネスリーダーのスピーチより)

→リーダーシップや経営戦略を語る際、ariseは困難な状況から生まれる機会を表現するために使われます。

ariseに関するよくある質問

ariseとriseとraiseの違いは何ですか?
ariseは「生じる・起こる」という自動詞で、問題や状況が発生することを表します。riseは「上昇する」という自動詞で、物理的な上昇や数値の増加を表します。raiseは「上げる」という他動詞で、必ず目的語が必要です。例:「Problems arose(問題が生じた)」「Prices rose(価格が上がった)」「He raised his hand(彼は手を上げた)」。TOEICでは、この3つの使い分けを問う問題が非常に頻出します。自動詞か他動詞か、抽象的か具体的かを判断することが重要です。
ariseの活用形は?不規則動詞ですか?
はい、ariseは不規則動詞で、活用は「arise-arose-arisen」です。原形はarise、過去形はarose、過去分詞はarisenとなります。規則動詞のように「arised」とはなりません。例:「Problems arise frequently(問題は頻繁に生じる)」「A conflict arose yesterday(昨日対立が生じた)」「Issues have arisen(問題が生じている)」。riseの活用「rise-rose-risen」と似ているため、両方を一緒に覚えると効率的です。
「arise from」と「arise out of」の違いは?
どちらも「〜から生じる」という意味で、ほぼ同じように使えますが、微妙なニュアンスの違いがあります。「arise from」は最も一般的な表現で、原因や理由を示します。「arise out of」はよりフォーマルで、法律文書やビジネス契約書で好まれます。例:「The problem arose from miscommunication(その問題は誤解から生じた)」「Disputes arising out of this agreement(本契約から生じる紛争)」。日常的なビジネスシーンでは「from」を使えば問題ありません。
ariseは目的語を取れますか?
いいえ、ariseは自動詞なので目的語を取ることができません。「問題を提起する」と言いたい場合は、他動詞の「raise」を使います。例:❌「He arose the issue」→ ✅「He raised the issue(彼は問題を提起した)」。ariseは「Problems arise(問題が生じる)」のように主語が自然に発生することを表し、誰かが意図的に何かを起こすわけではありません。この自動詞と他動詞の違いを理解することが、TOEICでの正答率向上につながります。
「起床する」という意味でariseは使えますか?
文学作品や聖書などの古い表現では「arise」が「起床する・立ち上がる」という意味で使われますが、現代英語では非常に稀です。例:「He arose from his bed(彼はベッドから起き上がった)」は古風で格調高い表現です。日常会話では「get up」「wake up」を使うのが自然です。例:「I got up at 7 AM(私は7時に起きた)」。ただし、格式ばったスピーチや宗教的文脈では今でもariseが使われることがあります。
TOEICでariseはどのように出題されますか?
TOEICでは主に以下のパターンで出題されます:(1) arise/rise/raiseの選択問題(最頻出)、(2) 不規則活用(arose/arisen)を問う問題、(3) 前置詞fromとの組み合わせ、(4) 条件節での使用「If problems arise」。特に「問題が生じる」という文脈で、自動詞ariseを選ぶ問題が典型的です。Part 5の文法問題とPart 7のビジネス文書読解で頻出します。「Should any issues arise, please contact us」のような定型表現も覚えておくと有利です。
ariseとoccurの違いは?
ariseは「生じる」という意味で、何かが原因となって発生するニュアンスがあり、よりフォーマルです。occurは「起こる」という意味で、より中立的に出来事の発生を表します。ariseは「arise from(〜から生じる)」と原因を明示する構文でよく使われますが、occurは単に出来事が起きたことを述べる際に使われます。例:「The problem arose from poor planning(その問題は計画不足から生じた)」vs「The accident occurred at 3 PM(事故は3時に起こった)」。ビジネスの問題発生にはariseがよく使われます。

まとめ

  • コアイメージは「自然に発生する・湧き上がる」で、問題や状況が原因から生じることを表す
  • 不規則動詞で活用は「arise-arose-arisen」、riseやraiseと混同しないよう注意が必要
  • 自動詞なので目的語を取らず、「arise from」で原因を示す構文が最頻出
  • riseは物理的上昇、raiseは他動詞、ariseは抽象的発生という明確な違いがある
  • TOEICやビジネス英語で非常に頻出し、問題管理・リスク分析の文脈で重要
  • 発音は /əˈraɪz/ でアクセントは第2音節、過去形は /əˈroʊz/、過去分詞は /əˈrɪzən/
  • 「Should any issues arise」は丁寧なビジネス表現として定型化している

この記事の例文や練習問題を繰り返し復習すると、ariseの使い方が自然に身につきます。

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